【おむすび】橋本環奈は「共演者がお芝居しやすいよう周り見ている」 幼馴染演じる田畑志真が感じた凄さ
俳優・田畑志真が、主人公・米田結(橋本環奈)の幼なじみで友人の佐久間菜摘を演じるNHK連続テレビ小説『おむすび』(月~土曜午前8時)について、出演が決まった際の気持ちや演じる菜摘への思いなどをコメントした。

佐久間美佐江の娘で結の幼なじみを熱演
俳優・田畑志真が、主人公・米田結(橋本環奈)の幼なじみで友人の佐久間菜摘を演じるNHK連続テレビ小説『おむすび』(月~土曜午前8時)について、出演が決まった際の気持ちや演じる菜摘への思いなどをコメントした。
「朝ドラに出ることは、この仕事をはじめてからの目標だったので、すごくうれしかったです。それと同時に、『え?本当に?』という驚きもありました。母や祖母と一緒にずっと朝ドラを見ていたので、いつか出演したいと思っていました。私は熊本出身なんですが、朝ドラへの出演が決まったことを家族に報告したら、家族も親戚もみんなすごく喜んでくれて!出演した日は『今日も出てたね』『見たよ』とか、いつも感想をくれるのでうれしいです」
演じる役の佐久間菜摘は結の幼なじみで友人。美佐江(キムラ緑子)の娘で母譲りの明るい性格。コンビニの商品開発部に勤めている設定。
「最初は商店街チームの掛け合いがどうなるんだろうという不安があったんですが、撮影に入ってみると本当に昔からいた仲間のように感じました。商店街のシーンはアドリブが多いんですが、どんなことを言っても、キムラ緑子さんや内場勝則さんが、必ず拾ってくださいます。商店街のシーンは和気あいあいとしていて楽しいです。菜摘は東日本大震災の時に真っ先にボランティアに行っていましたし、すごく正義感が強くて、困った人がいると助けてあげたいという性格だと思います。その根底にあるのは、6歳のときに見た、阪神・淡路大震災でのみんなの姿ではないでしょうか。
苦しい中でも助け合ってきたところを、菜摘は見ているんですよね。私自身は震災を経験していないので、想像しにくい部分もあったんです。菜摘を演じることになり、阪神・淡路大震災のことをいろいろ調べましたが、演じる前に舞台の場所にとにかく行ってみようと神戸まで行ったんです。実際に被災されたという商店街の喫茶店に入らせていただき、そこで出会ったおばあさんから1~2時間くらいお話を聞かせていただくことができました。当時のことを教えていただいて、被災地でどれだけの被害があったのかなどを想像しやすくなりました」
第22週では菜摘と結がお弁当開発をする。
「これまで菜摘は、どちらかというと結ちゃんの相談ごとを聞く側でした。お母さんの美佐江さんが人助けをしたり、相談にのることが多い人なので、そんなお母さんを見ているからなのかもしれません。なので、第22週の台本を読んで、『菜摘が結に相談している』と驚き、それだけ社会の厳しさに直面しているんだなと思いました。就職して7年、ずっとスイーツ開発をやってきたのに、それがうまくいかずにお弁当開発部に異動することになった、その悔しさがあると思うんです。
そのうえ、お弁当でも自分が思っているようにはいかず……。菜摘の愚痴を言いながらもがんばって、それ以上のものを出そうとする姿勢は、私自身もそうなりたいなと思いました。結を演じる橋本さんとは今回が初共演ですが、すごくタフな方で、共演者みんながお芝居しやすいようにとても周りを見ている方だなと感じました。『これ大丈夫?』『やりにくくない?』とか、気遣ってくださって、見ていて勉強になります。はじめは緊張しましたが、私が待機場所で座っていると話しかけてくださって、2人とも野球が好きなので、野球の話で盛り上がりました」
最後は視聴者へのメッセージと見どころを紹介した。
「今までの菜摘は、明るく元気なイメージがあったと思いますが、第22週で社会人として悩み、壁にぶつかります。それでもめげずに進んでいく菜摘は、すごく強くて格好いいなと思うので、ぜひ見てほしいです。視聴者の皆さんにも、菜摘を見て『自分もがんばろう』とか『あとひと踏ん張りしてみよう』と思ってもらえたらうれしいなと思います」
