恋リア出演のイケメン経営者・山城裕司氏、取引先に2億円騙された過去「裏切られたり…この手の話はたくさん」
ABEMAで19日から放送される新しい恋愛番組『ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~』。モデルや俳優、アナウンサーなどさまざまな経歴の16人の“恋愛強者”たちが参加する。演者として初めて番組に出演するのが経営者・山城裕司氏だ。35歳のイケメン経営者の素顔に迫った。
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ABEMA『ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~』に出演
ABEMAで19日から放送される新しい恋愛番組『ラブパワーキングダム~恋愛強者選挙~』。モデルや俳優、アナウンサーなどさまざまな経歴の16人の“恋愛強者”たちが参加する。演者として初めて番組に出演するのが経営者・山城裕司氏だ。35歳のイケメン経営者の素顔に迫った。(取材・文=島田将斗)
同番組はモテることに自信を持つ16人の男女が、ハイクラスな恋の駆け引きを繰り広げながら、No.1モテ男&モテ女を決定する恋愛リアリティーショー。番組内では、参加者の“モテランキング”が常時発表され、最もモテる者とモテない者が一目瞭然となるシステムを採用。自信に満ちた強者たちのプライドが崩れ去る瞬間や、本気の恋が生まれる過程がリアルに描かれる。
――経営者として紹介されていましたが、普段はどんな仕事をしているのでしょうか。
「SNSマーケティングの事業とプロダクションの運営を行っています。企業の商品やサービスの認知拡大から集客や販促など、企画から実施までを一気通貫で行っています。またタレントやインフルエンサーを活用したPRのサポートなども行っていますね。『アイデア×才能でエンターテインメントを革新する』ということを掲げている会社です」
――過去に“2億円だまされた”という話をお聞きしました。
「だまされたり裏切られたりと、この手の話はたくさんありますね(笑)。会社をやっていると本当にいろんなことが起きるんですよ。2億円事件は当時、営業とディレクションのお仕事をしていたんです。クライアントから仕事をお願いされたものを他の方に作ってもらう仕事をしていました。クライアントが支払いできなくなって“立て替えてほしい”と。立て替えて作ったものを共同事業にしようという話だったんですけど、そのときに立て替えるだけ立て替えて飛ばれたという。。立て替え損ですね。キャッシュフローの問題で黒字倒産に近い形とか、他にも色々なことがありました……。いろいろ乗り越えて経営者15年目です」
――そもそもの起業のきっかけは何だったのでしょうか。
「学生時代に付き合っていた彼女の夢が“パティシエになって自分のお店を出したい”だったんです。その夢をかなえてあげたいなと思って『東京に行って一旗上げてこよう』ということで田舎から上京してきました。その夢をかなえるためにはお金がかかる。そして、お金を作るには普通の人とは違うことをしないといけないな、ということで大学3年生のときに起業しました。
もう1つのきっかけが父親の死です。2人の妹と母親のためにも長男の僕がしっかりするしかないなと。僕って元々あまり自分の欲がなくて。『誰かに喜んでもらえること』が自分の喜びとか幸せだったりするタイプなんですよね。それをモチベーションにやってきました。父が亡くなって僕がしっかりするしかない状況だったので、きっかけは特殊だったかもしれないです。僕が料理を作ることができれば飲食で起業したいたと思いますし、プログラミングが好きならアプリを作って起業してたかもしれないですけど、特に何かができるわけじゃなかったので”とりあえず会社を作って”から何をするかを後で決めていった感じでした。僕が何かをできたわけではなかったので、初めは『何かできる仲間』をたくさん作っていった感じですね」
――山城さんにとって仕事とはどんなものですか。
「僕は仕事は仲間づくりだと思っています。仕事を通して社員や取引先やパートナーなど色々な出会いがあって、仕事を通して出会った人たちがプライベートを過ごすことも多いです。僕はリアレーションという会社を経営しているのですが“リアル”と“リレーション”の造語で、人と人とのつながりの中で仕事は生まれてくるものだなと。自分に何かができていたら、それでやっていたと思うんですけど、僕は何もできなかったので『周りの人たちのできること』をつなぎながら色んなことができるようになっていたのがスタートでした」
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断り続けてきた恋リア出演
――なぜ今回は恋愛リアリティーショーに参加してみようと思ったのでしょうか。
「実は、これまでもいろいろな恋愛リアリティーショーからお声がけしていただいてたのですがお断りしていたんです。仕事や趣味も充実していて『恋愛に向き合う機会』って日常生活でなかなかなくて。年齢的に35歳ということもあり、恋愛リアリティーショーに出たりするのも『ラストチャンス』かなと。番組スタッフの皆さんの熱意もあって参加を決めました」
――恋愛リアリティーショーへはどんなイメージを持たれていたのでしょうか。
「実は恋愛リアリティー番組ってほとんど見たことがなくて。覚えているのは昔の『あいのり』ぐらいまで遡っちゃいますね(笑)。最近のもので言うとインフルエンサーとか若い人が出てるイメージがあります。僕が運営している事務所のタレントも出させてもらったりしていて、ABEMA『オオカミくんには騙されない』や『今日好き』に出てから人気が出た子も多いです。若い子たちがピュアな恋愛をしているイメージがすごく強かったので、まさか僕がこの歳になって出ることになるとは(笑)」
――参加してみていかがでしたか。
「やっぱり参加者の方々はプロというか……。モデルさんやタレントさん、俳優さんやアナウンサーの方とか割と表に出る仕事をしている方が多かったりするんですけど、僕は全然慣れてなくて。カメラを向けられてずっと生活することにすごく違和感があったんですけど、参加者もスタッフさんもすごく良い方たちばかりで、いい環境だったので最終的には楽しく過ごすことができました」
――経営者としてではなく、参加者(演者)として世に出ることへはどんな心境だったのでしょうか。
「本当にすべてが初めてで最初からずっと緊張と不安ばかりでした。リアクションも全然うまくできないし『まじで僕で大丈夫ですか?』みたいな。他の出演者の方のプロ意識とかもすごくて。正直ビビってました。今回、出演して一番良かったなと思うのは、自分がモデルやタレントのマネジメントの仕事に関わっているなかで演者側の気持ちが分かったことですね。外から見る恋リアと実際にやるのは全然違うなって。僕よりも若い子たちなんて、親元を離れたりしてより不安があるだろうなと。僕なんてこの年でもめちゃくちゃ不安になったので、気持ちかよく分かりましたね」
――これまで経営者としてどんな男女の出会いをしてきたのでしょうか。
「友達が友達を呼んで出会うみたいないわゆる普通の感じだと思いますね。みんなで食事会や飲み会をしたり、バーベキューやキャンプをしたりみたいなケースが多いですかね。経営者の仲間が多くて、結構みんなアクティブにいろんな趣味があったり、色んなところに行ったりして、それがきっかけで出会うことが多かったと思います。僕は趣味が多いので、趣味の集まりのなかで出会ったり紹介されたりしますかね。同じコミュニティーだと共通点を持った上での出会いなので話も弾んで仲良くなりやすいです」
――経営者との恋愛は難しい、という意見もあります。実際はどうなのでしょうか。
「確かに難しい気もしますね。そもそも経営者になる時点でマイノリティーなので、感覚がちょっとずれていたり割とわがままだったりするケースも多いと思うんですよ。あとはなんだかんだで出会いの機会も普通より多いと思うので。お互いにいろんな出会いやいろんな人を見てきてり話を聞いていたりして、理想もどんどん高くなっている状態での出会いになるのでなかなか難しそうですよね」
――長く恋愛関係を続けるのは難しいことなのでしょうか。
「僕の場合はお付き合いすると大体1年から3年ぐらい付き合ってきました。でもこれもタイミングで、いまの自分の年齢だったら1年以内に結婚とかの判断はするだろうなと思っています。相手によるとは思うんですけど、大体出会う人たちって20代後半から30代前半ぐらいの女性が多くて。結婚とか子どもとか将来のことをリアルに考えている方も多いので、いまから将来のことを深く考えずに数年付き合うとかになると相手方にも失礼かなと。
周りの友人とかでも3年とか5年ぐらい付き合って、結婚のタイミングを逃したりして結果別れてしまうというケースもよく聞きますね。3年付き合ったけど別れて、次会った人とは3か月で結婚した、みたいなことはよくある話ですよね。付き合った時とその数年後ではお互いの価値観が違っているかもしれないし、この年齢になると特にお付き合いするということに対してそれなりの覚悟が必要になる気がしてます。僕が覚悟を決めきれずにだらだらと付き合いを続けていることでお相手の婚期や出産とかの機会を逃してしまうことになったりしないように、お互いにとっていい状態をつくるためにも早い判断をすることも必要なのかなと。なので、ちゃんと将来を見据えてお付き合いできるようなお相手が見つかればいいなと思いますね」
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