【ズバリ!近況】熟年結婚・離婚で話題になったリポーター・菊田あや子は母の介護経験し終活専門家に
1990年代、「ルックルックこんにちは」(日本テレビ系)や「モーニングEye」(TBS系)などのワイドショーでグルメリポーターとして活躍していた菊田あや子さん(60)。いつも元気な笑顔でおいしいものをほおばるキクちゃんの笑顔に、元気をもらったものだ。5年前には交際3か月で熟年結婚したと思ったら、約半年で離婚したことでも話題になった。菊田さん、その後はどうしているのか。都内のカフェで、少しスッキリした印象の菊田さんに聞いた。
母の介護と看取りをして終活の勉強を始めた
1990年代、「ルックルックこんにちは」(日本テレビ系)や「モーニングEye」(TBS系)などのワイドショーでグルメリポーターとして活躍していた菊田あや子さん(60)。いつも元気な笑顔でおいしいものをほおばるキクちゃんの笑顔に、元気をもらったものだ。5年前には交際3か月で熟年結婚したと思ったら、約半年で離婚したことでも話題になった。菊田さん、その後はどうしているのか。都内のカフェで、少しスッキリした印象の菊田さんに聞いた。
結婚生活を送った家を5か月と4日で飛び出てから、もう4年。最初の1年間はのびのびと好き放題していました。そしたら太っちゃって、それから1年かけて10キロ落としました(笑)。炭水化物は1日1回、ごはん1膳だけにして、野菜をたくさん食べる。あとはひたすら歩き回る。一駅だったら歩くとか、“歩きグセ”をつけて1日1万歩を目安に。周りからの「痩せましたね」という言葉が、何よりのご褒美になりましたね。シンプルで安上がりなダイエット法でしょ?
新型コロナウイルス感染症による外出自粛で2キロ太っちゃいましたけど、それはまたおいおいがんばるとして、私、新型コロナの影響でできた時間を「何かに活用しなくてはイカン」って思って、終活の勉強をしていました。1月7日に母を94歳で送り、私自身、人生や命のしまい方についてつくづく考えるようになったんです。母が息を引き取る瞬間まで見守って、お通夜して、自宅葬して、棺に入れて焼いて骨壺に入れて……一番愛する人の最期をしっかり見ることで、すごく大事なことを学ばせてもらいました。しばらくしたら、自分のことも考えなきゃな、って思うようになったんです。
約9年、東京と山口で遠距離介護
母のことは2011年頃から約9年、遠距離介護をしていました。父が2003年に心不全で亡くなってから、母は認知症を発症し少しずつ進んでいたんですよね。私は毎日、電話で話していたのに気づかなくて、ある日突然、医者に指摘され「1人暮らしは厳しい」って言われてビックリ。それで、山口・下関の実家近くの施設に入ってもらい、盆暮れと、最後の2年は3週間に1回帰省。そのたびに母を施設から実家にタクシーで連れて帰り、家で2、3泊する生活をしていました。家に帰ると、母の気持ちも頭も蘇るんですよ。
私は小さい頃から母のことが大好きだったんです。叱られたことなんてなくて、誉めて育ててもらいました。東京でがんばってこられたのも、母が故郷で「あや子ちゃんはがんばったらできる」って、いつも応援してくれていたから。そんな母を亡くす恐怖、話しかけても答えてくれなくなる悲しさで、「ママを死なせない!」って必死でした。振り返ると、母が家の中で転んじゃったり、具合が悪くなって救急車を呼んだり、いろんなことがありましたね。