『ワンピ』“生死不明”の人気キャラ、再登場はありえるのか?
『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)には、多くの魅力的なキャラクターが登場する。中でも主人公モンキー・D・ルフィと同じく“最悪の世代”のひとりで、“死の外科医”と呼ばれるトラファルガー・ローは、主要キャラと並んで多くの人気を勝ち取った代表的な人物といえる。
主要キャラにもひけをとらない人気ぶり
『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)には、多くの魅力的なキャラクターが登場する。中でも主人公モンキー・D・ルフィと同じく“最悪の世代”のひとりで、“死の外科医”と呼ばれるトラファルガー・ローは、主要キャラと並んで多くの人気を勝ち取った代表的な人物といえる。
(以下、作品のネタバレを含む記述があります)
ローが初めて登場したのはコミックス51巻第499話だ。ユースタス・キッドやX・ドレークなど“最悪の世代”のひとりとして登場した。その後パンクハザード編で、打倒・四皇のためにルフィたちと“海賊同盟”を結成する。
そしてドレスローザ編では宿敵ドンキホーテ・ドフラミンゴと対峙(たいじ)し、少年時代に“珀鉛病”が流行した故郷・フレバンスを失った過去や、命の恩人であるコラソンことドンキホーテ・ロシナンテとの絆も描かれた。ドフラミンゴ討伐後もルフィたちと冒険を続け、ワノ国では一味とともに“四皇”の一角、カイドウとビッグ・マムとの戦いに勝利した。
ローは麦わらの一味ではないものの、ルフィたちと多くの冒険を重ねることで、多くのファンに愛されるようになったキャラクターだ。それを顕著に表しているのが2014年に開催された『ONE PIECE』第5回キャラクター人気投票である。
この人気投票は、ローの過去とドフラミンゴとの因縁が描かれたコミックス75巻と連動して開催されたこともあってか、ローがルフィに次いで人気投票2位を獲得した。これはルフィの右腕的存在であるロロノア・ゾロ(この人気投票では3位)を破ったことになる。
そんなローは現在、勝者島で“黒ひげ”ことマーシャル・D・ティーチに敗北し、生死不明の状態となっている。人気投票で2位となるほどの人気キャラでも容赦なく“強制退場”させるという尾田氏の徹底ぶりは、読者に大きなインパクトを与えたのではないだろうか。
ネットでは「頼むから無事でいて」など、ローや彼の率いるハートの海賊団の無事を願うファンの声が多く投稿されている。そんななか原作第1117話にてベガパンクが全世界に向けて配信をおこなう様子が描かれた。この配信を聞く者のなかに、ハートの海賊団の航海士・ベポの姿があったことから「ここでベポが描かれたってことはローも生きてるよね?」など、ローの復帰に希望を見出したファンは多いようだ。
ローは無事生きているのか、そしてどのタイミングで表舞台に復帰するのか、今後の『ONE PIECE』から目が離せない。