『おじゃる丸』声優・西村ちなみ『光る君へ』出演 オファーには「声出た」「私の人生びっくりです」

Eテレのアニメ『おじゃる丸』で妖精貴族のミヤビなお子さま・坂ノ上おじゃる丸の声を担当する声優・西村ちなみが、8日に放送されたNHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)の第34回に出演した。役名は筑前の命婦、物語を読む女房を演じた。

筑前の命婦(左から2人目)を演じる西村ちなみ【写真:(C)NHK】
筑前の命婦(左から2人目)を演じる西村ちなみ【写真:(C)NHK】

役名は筑前の命婦、役柄は物語を読む女房

 Eテレのアニメ『おじゃる丸』で妖精貴族のミヤビなお子さま・坂ノ上おじゃる丸の声を担当する声優・西村ちなみが、8日に放送されたNHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)の第34回に出演した。役名は筑前の命婦、物語を読む女房を演じた。

 西村は『光る君へ』に出演した感想をコメント。

「大河ドラマに出演する日がくるなんて私の人生びっくりです。かつらや女房装束の衣装もすてきで自然と背筋も伸びやかに。テレビで見ていた『光る君へ』の世界を彩る豪華なセットに夢見心地でした。綺麗に読みすぎないように、腹式で話さないように…など普段とは違う感覚に惑いつつもそのオファーを楽しみながら、藤式部の紡ぐ物語を女房の皆さんと心を分け合う気持ちで読ませていただきました……。女性たちが集い、わちゃわちゃしてる風景は昔も今も変わらずですね」

『光る君へ』の登場人物やドラマの感想も紹介した。

「いつも楽しく見させてもらっています。自分の意思や世界をしっかり持っているまひろは聡明でたくましくてすてきな女性。彼女をとりまく人たちとの気のおけないやり取りが好きで、とりわけ弟の惟規との会話には心が和みます。まひろはこの何気ない日常を愛していたんだなと感じます。内裏へ出向いたまひろと道長様の関係がこの先どうなるのか、一視聴者として楽しみたいと思います」

 出演決定の際や撮影時のエピソード、思い出も紹介した。

「出演のオファーをいただいた時は出先でしたが、思わず声が出ちゃいました。出演者の皆さんと一緒に読み合わせをして、自分が『光る君へ』の世界の中にいるのが不思議で……終始ふわふわしていました。女房装束の衣装もとてもすてきで、衣装さんの淀みのない鮮やかな着付け作業にうっとり……かつらも初体験で刺激的でした。撮影直前にセットの裏で衣装を着るのは驚きました。衣装を着たらすぐにリハーサルが始まり、撮影の間は女房役の皆さんと和やかにお話したり楽しかったです。緊張はあまりしないタイプですが、今回の撮影も緊張感はありつつもリラックスしてのぞめて、本当にすばらしい経験をさせていただきました」

 最後に『光る君へ』と『おじゃる丸』についてコメントした。

「同じ平安時代を舞台にした物語のご縁で、コラボ番組をさせていただいたり、とてもすてきなご縁をいただけてただただ感謝です。筑前の命婦役に私の名前を出してくださり、本当にありがとうございます。スタッフの皆さま、出演者の皆さま、本当にお世話になりました。ありがとうございました。これからも『光る君へ』応援しています」

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