格闘技イベント「BreakingDown 13」（東京・立川立飛アリーナ／ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合配信）が1日、行われた。第6試合ではかつて“最弱”と言われていた超10人ニキブルー20倍界王拳（10人ニキ）が、かつてオーディションでワンパンKOされた、にっけんくんを1R・KOした。“成り上がり”ぶりに「漫画の主人公みたい」などと驚きの声が上がっている。

　見事な下克上だ。「Breaking Down5」（2022年7月）のオーディションで初登場した10人ニキ。武器を持った10人を1人で、しかも素手で全員倒したと豪語し、朝倉未来を驚かせたが、オーディション内でのスパーではにっけんくんに衝撃の失神KO負け。“弱キャラ”として一躍脚光を浴びることになった。あれから2年が経過。“因縁”の両者は試合前から、私生活を巡って罵り合っていた。

　いざ試合が始まると仕掛けたのは10人ニキ。下がるにっけんくんに両腕を振り回した。互いに手数を出し合い、じょじょににっけんくんペースに。だがここで起死回生の一撃が。10人ニキがふらふらになりがら出した左フックが、がら開きの顎にヒット。衝撃KO勝ちを収めた。

　ワンパンKOでリベンジ成功。会場は大いに沸いた。試合後のマイクでは元プロボクサーでBreakingDownでカリスマ的人気を誇る飯田将成に対戦要求していた。

“最弱”のレッテルを跳ね返した10人ニキ。ネット上では「漫画の主人公みたいな成長」「10人ニキの成長に感動した」「こんな漫画の主人公みたいなやり返し他にある？？笑」「この人は観客を喜ばせる天性のスター性がある身体も二回りくらいデカくなって強くなってる」などと絶賛されていた。

　また宣戦布告された飯田も自身のXで、「10人ニキおめでとう　2人ともカッコよかった」と祝福していた。