羽鳥慎一アナ、『24時間テレビ』放送意義を説明「継続することに意味があるのでは」 募金総額は4億円突破

日本テレビ系『24時間テレビ47』(8月31日~9月1日放送)の募金マラソンで、ランナーとして参加していたやす子が会場の両国国技館にゴールした。「走れて良かった」と感謝の気持ちを伝えた。同番組では寄付金の着服問題が報じられたため、番組の最後に羽鳥慎一アナが放送を続ける決断に至った理由を説明した。

羽鳥慎一【写真:ENCOUNT編集部】
羽鳥慎一【写真:ENCOUNT編集部】

同番組では寄付金の着服問題が報じられていた

 日本テレビ系『24時間テレビ47』(8月31日~9月1日放送)の募金マラソンで、ランナーとして参加していたやす子が会場の両国国技館にゴールした。「走れて良かった」と感謝の気持ちを伝えた。同番組では寄付金の着服問題が報じられていたため、番組の最後に羽鳥慎一アナが放送を続ける決断に至った理由を説明した。

 ゴール地点では、両国国技館の階段を降りる際に涙を見せながら、児童養護施設の子どもたちからのメッセージが記載されたゴールテープを切った。やす子は「いや~走れて良かった。応援してくださったみなさんありがとうございました。最後、まさのりさんが『右足の次、左足』ってずっと言ってて、涙が引っ込みました。足は左足を怪我してしまったんですけど、みなさんの応援のもと、走り切ることができました。たくさん応援していただきありがとうございました。本当に良かったです」と話した。

 その後、上田晋也が「やす子の頑張りが全国の児童養護施設の子どもたちに届いたと思うよ。かなりの人数の方が寄付してくれたみたいで、良かったな」と述べた。その後は児童養護施設の子どもたちからのメッセージが記載されたゴールテープが紹介された。メッセージに感激したやす子は「うれしいです。最後、どうしたらいいかわからなくて、これがゴールテープだったんですね。ありがとうございます。こんな素敵なメッセージを書いていただいて」と大喜び。

 上田が「後でゆっくり読ませてもらおうな」と声をかけると、やす子は「後で全部見ます」と返答。上田が「本当に良かったな」と健闘を称えると、やす子は「本当に良かった」と答えたが、上田が「そこは(持ちネタの)はい~じゃないのか」とツッコミ。やす子は「むずかしい。誰かお笑いを教えてください。はい~」と笑いながら切り返し、上田は「そんな余裕もないわな。ごめん」と謝った。

 番組の最後には、『サライ』を一緒に歌い、募金総額が4億3801万4800円であると発表された。羽鳥アナは「お預かりした寄付金は全額、児童養護施設のために使わせていただきます。全国610か所の児童養護施設に必要な物を聞いたアンケート結果に沿って、年末から来年の4月にかけてお届けをさせていただく予定です」と説明。やす子はその額に驚きつつ、「アンケートで自転車や図書券が欲しいと言っている子どもたちがたくさんいたので、届けたいと思います」と誓った。

 そして、水卜麻美アナは「従来の募金、福祉、災害復興などのために使われる一般募金へのご参加もありがとうございました。こちらは全国各地での対面募金など、多岐にわたる募金と集計が必要なため、みなさんからお預かりした寄付金の総額は来月10月にきちんとお伝えさせていただきます。そして寄付金が必要な方にどのように届けていくのか責任を持ってみなさまにお伝えしたいと思います」と話した。

 羽鳥アナは「今年は番組1回目からの大テーマ『愛は地球を救う』にクエスチョンマークを付けました。原点に立ち戻り、番組の意味を考え直す、チャリティーの本質を見つめ直す決意と覚悟を持って挑みました。どれだけの方にご理解をいただけるかはわかりません。ただ放送しないことでチャリティーが届かなくなってしまうところもある。継続することに意味があるのではないかという思いで私たちは今年の放送を決断しました。能登の被災地復興支援、やす子さんのマラソンを通して児童養護施設への目的の募金を設けさせていただきました。このマラソンの中に、やす子さんが作った輪の中に、番組をご覧いただいたみなさんが加わっていただけたのかなと思っています。今年も24時間テレビご参加頂き本当にありがとうございました」と視聴者に伝え、幕を閉じた。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください