SMILE-UP. ジャニー喜多川氏からの性被害者への補償を取りまとめ「約94%の方に支払い済み」

SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は30日、公式サイトを更新し、創業者である故ジャニー喜多川氏からの性被害申告者について「約96%の方に補償に関してご連絡済みであり、約94%の被害者の方に補償金をお支払い済み」と報告した。昨年9月15日に被害者救済委員会を設置し、被害補償の受付を開始してから約1年。同社は被害補償の状況などについて取りまとめをしている。

SMILE-UP.【写真:ENCOUNT編集部】
SMILE-UP.【写真:ENCOUNT編集部】

被害申告者は1010人から996人に修正

 SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は30日、公式サイトを更新し、創業者である故ジャニー喜多川氏からの性被害申告者について「約96%の方に補償に関してご連絡済みであり、約94%の被害者の方に補償金をお支払い済み」と報告した。昨年9月15日に被害者救済委員会を設置し、被害補償の受付を開始してから約1年。同社は被害補償の状況などについて取りまとめをしている。

 今月15日、公式サイトで発表された「前回補償状況の報告」では申告者数は1010人だった。しかし、「同じ申告者の方からの複数回のご申告の重複カウントや、申告の取り下げ等があったため」と説明、30日時点での申告者数は「996人となっております」と修正している。

 そして、「そのうち244名の方には複数回の連絡を試みていますが、ご返信がない状態です」と説明。続けて「これらの方を除いた752名のうち723名の方(約96%)について、被害者救済委員会から補償内容を通知(520名)、または、弊社より補償を行わない旨をご連絡(203名)しました。被害者救済委員会から補償内容を通知した方(520名)のうち、497名(約96%)の方から補償内容にご同意いただき、うち489名(約94%)の方に補償金をお支払いしました」としている。

 また、「残り29名(約4%)の方」については、「在籍実績の確認や被害者救済委員会によるヒアリングなどの手続中です」としている。

「補償を行わない旨の連絡をした203名の方」については、「ご提出いただいた資料の検証および弊社代理人によるヒアリングの結果、弊社への在籍および被害のいずれの事実も確認できなかった方です」とし、「申告内容の確からしさについて裏付けがとれないこと等から、補償を行っておりません」としている。

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