『民王』、9年ぶりに放送決定 『民王R』で遠藤憲一が主演続投「心配と楽しみが大きい」

俳優の遠藤憲一が主演を務めたテレビ朝日系連続ドラマ『民王』が9年ぶりに、2024年10月期毎週火曜午後9時から『民王R(たみおうあーる)』として帰って来ることが、31日に発表された。

遠藤憲一が主演を務める『民王R』の放送が決定【写真:(C)テレビ朝日】
遠藤憲一が主演を務める『民王R』の放送が決定【写真:(C)テレビ朝日】

『民王』は15年7月期に金曜ナイトドラマ枠にて放送

 俳優の遠藤憲一が主演を務めたテレビ朝日系連続ドラマ『民王』が9年ぶりに、2024年10月期毎週火曜午後9時から『民王R(たみおうあーる)』として帰って来ることが、31日に発表された。

『民王』は2015年7月期に金曜ナイトドラマ枠にて、遠藤・菅田将暉のダブル主演で放送された痛快政治エンターテインメント。『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』シリーズ、『ハヤブサ消防団』などで知られる作家・池井戸潤が10年に発表した同名小説を初めてドラマ化し、現職総理大臣とおバカな息子の心と身体が入れ替わるという前代未聞の大珍事を時にシニカルに、時にハートフルに描いた。

 そんな『民王』が『民王R』が“Renewal”、“Return”し、9年の歳月をへて“Reboot=再起動”する。今作『民王R』で主演を務めるのは、遠藤。前作『民王』で総理大臣・武藤泰山(むとう・たいざん)を演じた遠藤が『民王R』で演じるのは、もちろん武藤泰山。息子と心と身体が入れ替わってしまうという未曾有(みぞう)の事態に見舞われながらも総理大臣を務め上げ、まもなく政界を引退しようかという泰山に、再び総理の打診が。そんな矢先で、またしても“入れ替わり”という大珍事が襲いかかる。

 さらに、今回の“入れ替わり対象”は全国民。毎話泰山と誰かが“Random=ランダム”に入れ替わってしまう……。

 以下は、遠藤と池井戸のコメント。

○遠藤憲一

「9年ぶりに『民王』をやると聞いたときは、『またあの面白いドラマができるんだ!』という喜びと、今回は“入れ替わり対象が全国民”ということになっちゃってるので、その役作りのプレッシャーとで、半々の気持ちでした(笑)。僕が演じる武藤泰山が、いったいどんな人物たちと入れ替わっていくのか、そしてどんな風に入れ替わるのか、まだまだわからないことも多いのですが、とにかく入れ替わる相手をよく見て、知って、その人の特徴などを1つでも多く役に入れることが大事なので、その心配と楽しみが今は大きいですね。でも今回はとっても個性的な新キャストが3人も参加してくれます。みんなそれぞれ違うキャラですが、若いエネルギーを爆発させて好き放題やってもらいたいなと思います。たくさんの注目を浴びることになると思うので、ぜひ新しい風を吹かせてもらいたいです!

 正直、『民王』は9年前で終わると思っていました(笑)。たくさんの反響をいただいたドラマなので、それを超えていくというのは本当に大変なことですけれど、前回とは設定もいろいろと変わりますので、それは必見ですよ! 絶対面白いドラマになりますので、ぜひゲラゲラ笑いながら見てください! スタッフ・キャスト全員一丸となって最高のものを作っていくので、よろしくお願いします!」

○池井戸潤

「『民王』が新装開店です。“R”に、拙著原作はありません。構想について多少のサジェスチョンはしたものの、プロットを拝見したらまったくの別物で驚かされました。今作のドラマは、制作チームによるオリジナル・ストーリーといっていいでしょう。私は、ドラマ制作に関わる映像クリエイターたちの果敢なチャレンジを、全面的に支持したいと思います。『民王』の世界観で思う存分、暴れてください。一視聴者として楽しみでなりません」

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