犬飼貴丈、指原莉乃推しは“ガチ恋”だった「一方通行だからこそ」 30歳になった今は「もうできない」
俳優の犬飼貴丈が、ABEMAのオリジナル恋愛番組『シャッフルアイランド Season5』(毎週金曜午後10時)の第7話と第8話に出演する。今夜放送の第7話を前に取材に応じ、恋愛番組への印象や自身の恋愛観について語った。
俳優の犬飼貴丈が、ABEMAのオリジナル恋愛番組『シャッフルアイランド Season5』(毎週金曜午後10時)の第7話と第8話に出演する。今夜放送の第7話を前に取材に応じ、恋愛番組への印象や自身の恋愛観について語った。(取材・文=水谷賀奈子)
同番組は、2021年11月より放送開始された恋愛番組『シャッフルアイランド』シリーズの新シーズンで、水着の美男美女たちが南国リゾート・ランカウイに集結。2つの島で毎日メンバーをシャッフルしながら、運命の恋を探す7泊8日のラブバカンスを過ごす。予測不能な出会いと別れ、すれ違い、再会。そしてランデブー。本能を剥き出しにして大胆に燃えあがり、熱くはかない真夏の恋の模様が公開される。
――まずは『シャッフルアイランド』を見て、いかがでしたか。
犬飼「普段はあまり恋愛番組を見ることがないんですけど、今回お話をいただいてからシーズン5を見始めて、ぶっちゃけ最初は『長いな』と思ったんです。でも、あっという間に見てしまって。自分が楽しめていることに驚きましたし、こんなに面白いんだってワクワクしながら見ているのがすごく新鮮でした」
――過去には犬飼さんも『ダブルベッド』(19年放送のドラマティック恋愛ドキュメンタリー)に出演されていましたね。
犬飼「出演経験があるから言えることですけど、ヤラセがないことを知っているから純粋に楽しめたのかもしれないです。でも、今は出たい気持ちはないですね。見る側が1番楽しいです(笑)」
――『シャッフルアイランド』は夏が感じられるシーンも多いですが、「ひと夏の恋」はあり派ですか。
犬飼「ひと夏の恋って情熱的で花火みたいにあがってバッて散るイメージがあるんですけど、僕は平穏とか安定を求めている気がするので、ひと夏はないと思いますね」
――となると、一目惚れをすることもないということでしょうか。男女の友情から時間をかけるとか?
犬飼「(一目惚れは)めっちゃしますね。するけど、そこから時間をかけて見極める、みたいな。男女の友情はまた難しいですよね。恋愛対象外の方を友達と呼ぶのか、ちょっとでも付き合う可能性がある人は友達と呼べないかとか、ちょっとあいまいで残酷(ざんこく)な線引きをしなきゃいけなくて。僕はそういう分け方をしたくないという意味で、男女の友情はあまり成立しないんじゃないかなと思っています」
――では、好きな人ができたときには駆け引きはする方ですか。
犬飼「しないです! もうストレートです。まどろっこしいのがあまりもう好きじゃないので。こう思ったらこうだし、じゃなかったらじゃない。相手もそうであってほしいし、駆け引きはもうまったくもって取り合いませんよっていうスタンスですね」
――そもそも、犬飼さんは“追う方”と“追われる方”で言うとどちらでしょうか。
犬飼「追う方だと思います。追われて好きになることもあるんですけどね。若いときはよく妬いていた記憶があります。でも今はないと思います。男女の中になっちゃうとかじゃなければ、別に大丈夫です」
――『サレタガワのブルー』(21年放送)の出演時に「心が浮ついたら浮気」とおっしゃっていましたが、それは今も変わらないですか。
犬飼「そうですね。でも、浮ついているかどうかは相手にしか分からないことなので難しいなとは思います。うまい女性だと(浮ついていることに)気付けないと思いますし」
――恋愛経験豊富な人だと分からないかもしれませんね。
犬飼「ストレートに段階を踏めるという意味では恋愛経験豊富な人の方がいいとは思うんですけど、浮気をする、隠せるかとはイコールではないと思うので。浮気する人は許せないんじゃないかなぁ」
今年の夏は「田舎に行きたい」
――では、犬飼さんと作品という点でお聞きします。漫画やアニメがお好きとのことですが、“キュンキュン系”の作品を見ることはありますか。
犬飼「今は見なくなってしまったんですけど、学生のときは『いちご100%』が大好きで、恋愛の教科書だと思って学んでいたことがありますね。具体的に役立てられたわけではないんですけど、大好きな作品で少年の夢が詰まった漫画で、いろんな夢を見させてもらいました!」
――犬飼さんが、キュンキュンさせる役を演じるときに意識していることはありますか。
犬飼「意識しているというか、僕自身が『どうすればキュンキュンさせられるのか』があまり分からないので、監督や制作者さんと密にコミュニケーションを取って作り上げていくようにしています」
――犬飼さんは、指原莉乃さん推しということでも話題になったことはがありましたが、いわゆる“ガチ恋”だったのでしょうか。
犬飼「もちろんガチ恋でしたよ! それ以外の推し方が分からなくないですか、逆に。当時は苦しくもなんともなかったですし。一方通行だからこそ楽しかったのかもしれない。そこにラリーが生まれると多分楽しくなかったのかなと思ったりします。余計なことを考えずに、ただただ応援できる状況っていう関係性が楽でした」
――真っすぐな愛ですね。ちなみに、大人になった今“ガチ恋”する可能性はありそうでしょうか。
犬飼「もう多分できないと思います。当時のガチ恋って無知ゆえというか。今は経験や知識がついてしまったので、情熱的な恋に落ちるみたいなことはもうできないんじゃないかなと思いますね。悲しくもあるんですけど」
――逆に、今は“ガチ恋”されることもあるのでは。
犬飼「いや、されるようなほどのものでもないと思うので。でも、猛進的になられるよりは冷静に客観的に見て好きっていう方がうれしいかもしれないです」
――たくさんの“恋バナ”ありがとうございました! では、この夏にやりたいことを教えていただいてもいいですか。
犬飼「田舎行きたいです。住みたいレベルで田舎が好きなので。自然豊かな体験を今年もできればいいですね。会社に怒られるので、日焼け対策はします(笑)」
――今年の6月で30歳を迎えられました。抱負を聞かせてください。
犬飼「好きなものや人、自分の時間をしっかりと作りたいですね。20代は、与えられたものをただただ必死に頑張ってきたって感じなので。ある程度やりたいことをコントロールしていきつつ、バランスをとっていけるようになればいいなと思っています」