朝倉未来、“因縁”平本蓮にまさかのKO負け 4年前から挑発受け続け…「負けたら引退」公言で上がったリングで衝撃

朝倉未来(32=JAPAN TOP TEAM)が平本蓮(26=剛毅會)との“因縁の対決”に1R2分18秒でKO負け。引退の危機に立たされた。朝倉の戦績は17勝5敗。平本は4勝3敗。

リングに上がった朝倉未来【写真:山口比佐夫】
リングに上がった朝倉未来【写真:山口比佐夫】

メインカード、「ラストマン・スタンディング・タイトルマッチ」

格闘技イベント「Yogibo presents 超RIZIN.3」(28日、さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョン/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)メインカード、「ラストマン・スタンディング・タイトルマッチ」RIZIN MMA特別ルール フェザー級(66キロ)5分×5R

 朝倉未来(32=JAPAN TOP TEAM)が平本蓮(26=剛毅會)との“因縁の対決”に1R2分18秒でKO負け。引退の危機に立たされた。朝倉の戦績は17勝5敗。平本は4勝3敗。

 まさかの光景が広がった。朝倉が平本の勢いに飲み込まれた。1R2分過ぎ、平本の左フックを被弾。ぐらつくと、左右の連打を立て続けに浴びた。たまらず崩れ落ちたところに平本がパウンド。レフェリーがストップした。呆然とする朝倉。平本は絶叫した。4万8117人の超満員のさいたまスーパーアリーナのファンから悲鳴と歓声が交錯した。

 1週間前に異例のルール変更があった。5分×5Rとなり、ラウンドごとの採点(ラウンドマスト方式)を行うことになった。また勝者にはラストマン・スタンディングベルトが贈られることも決まった。

 文字通りの完全決着ルールに。朝倉がRIZINデビューしたのは2018年。快進撃を続け、瞬く間に“RIZINの顔”となった。しかし昨年7月の「超RIZIN.2」でのRIZINフェザー級王座決定戦で、ヴガール・ケラモフに一本負け。11月にはキックボクシングルールでYA-MANに1R・KO負けし、まさかの連敗を喫していた。

 その後、自身のSNS、YouTubeで引退を示唆していたが、その後撤回。SNS上で散々挑発をされ続けた平本戦が決定し、3月の記者会見の席では「もし平本に負けたら格闘人生引退します」と宣言。進退をかけ試合に臨んでいた。

 一方の平本はK-1で実績を積み、2020年にRIZINデビュー。連敗スタートだったが、22年に鈴木博昭から初勝利を挙げると、弥益ドミネーター聡志も破り連勝。斎藤裕には惜敗したものの、昨年の大みそかにはYA-MANを破り、4年前から挑発を続けていた朝倉戦を実現させていた。

次のページへ (2/2) 【動画】左フック→パウンド…朝倉未来を撃破した平本蓮のフィニッシュシーン
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