元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が13日、関西テレビ『ドっとコネクト』（土曜午前11時20分）に生出演。7日に投開票された東京都知事選で次点の約165万票を集めた広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏は“戦略”について言及した。

　石井アナは選挙特番のときと、別のテレビ出演時の印象がまるで違ったと振り返ると、橋下氏は「あれだけキャンキャンキャンキャンってやったら“こいつなんやねん”ってみんなが言うじゃないですか。コメンテーターとか学者が。（それで）大騒ぎになって、各局が“来い来い”ってなるでしょう。そこで自分の本性（を出す）」と説明。石井アナ＆山田は「やられた～」と頭を抱えた。次について、国政選挙への考えについて問われた石丸氏が「選択肢としては当然考えます。例えば衆議院広島1区。岸田首相の選挙区です」と語ったと紹介されると、橋下氏は「彼は全部、文言拾われるようなことを入れ込んでいくわけですよ。“岸田さん”って入れるから、こうやって取り上げて。いろんな各局、取り上げてますから」と“故意”とした。

　橋下氏は石丸氏を「すごい」と思う理由として、165万票を投票所に行って投票させることの大変さを挙げた。自身の大阪府知事選の際は、テレビ出演を通して顔も知られた上で、自民・公明からの応援もあって180万票と振り返り、「彼は組織も何の応援もなく、テレビに出てたわけでもなく、これで165万票はホントにすごい」と絶賛した。元乃木坂46・山崎怜奈との問答がやり玉に挙がったが、橋下氏は「彼は“テレビに出てる人間はみんなプロだろう”と。“しかも選挙特番に出ているコメンテーターはみんなプロなんだから、プロとプロ同士でガチンコで行くよ”って」と普段のマイルドさとは対応を変えていたとした。

　橋下氏は「彼は戦闘的な燃え上がるような魂もあるから、我々テレビに出てる人間が彼と議論するときには、本気になってこっちも行かないといけない。ふわっとした“意気込みはどうですか”とか“手ごたえは”とかダメ」と見解を示すと、石井アナは「それ僕、ようやるやつ」と名乗り出た。笑いが起こる中、橋下氏が「あれ嫌だったもん」と告白すると、石井アナは「広い質問してるんですよ。“どうぞ好きにしゃべってください。来た言葉でこっちも返しますよ”（ということ）」と説明していた。