別所哲也、「全然使えない」と否定された米デビュー オーディション合格も…「ショックでした」
俳優の別所哲也が8日、都内の表参道ヒルズ・スペースオーで開催された『MILBON BEAUTY PROGRAM』に登壇。タレントの市川紗椰とのトークでハリウッドデビューの裏話を披露した。
1990年に日米合作映画『クライシス2050』でハリウッドデビュー
俳優の別所哲也が8日、都内の表参道ヒルズ・スペースオーで開催された『MILBON BEAUTY PROGRAM』に登壇。タレントの市川紗椰とのトークでハリウッドデビューの裏話を披露した。
別所は、アジア最大級の国際短編映画祭であるショートショート・フィルムフェスティバル&アジア(略称:SSFF&ASIA)の代表を務めており、本イベントに参加。今年の応募作品の中から「美しさ」をコンセプトに選ばれた3つのショートフィルム、『ナイジェリアのバレエダンサー』『パリ 1970年』『パレスチナ諸島』が上映された。
別所は映画の中で美しさを感じる瞬間を聞かれ、「光の色だと思います」と回答。「映画は光の絵の具でできている。目に見える色、着ている衣装、唇や目の色、心の色も含めて、それがスクリーン上に湧き出た時、ワクワクしますし美しいと思います」と映画ならではの美しさを解説した。
バレエダンサーの挑戦が描かれたドキュメンタリー作品『ナイジェリアのバレエダンサー』の感想トークでは、1990年に日米合作映画『クライシス2050』でハリウッドデビューした頃を振り返り、「オーディションを受けてアメリカに行って、アメリカで生活したことは大きなチャレンジというか、チャンスをもらった素晴らしい経験でした」とコメント。「自分の英語が伝わらない、演技力もままならないので、演技学校にもう一回入った。全部0からやり直した。全然使えないと言われた。オーディション合格して行ったのにショックでした」と壮絶な苦労を明かし、「そこからもう一度積み上げるのは、楽しいと言えば楽しいし、当時は追い詰められた感がありましたが、今思えばそれで鍛えられました」と逆境を乗り越えた経験を語っていた。