『科捜研の女』新シーズン放送決定 全レギュラー続投、キーワードは“原点回帰”
テレビ朝日は28日、俳優の沢口靖子が主演を務めるドラマ『科捜研の女 season24』を7月3日午後9時から放送すると発表した。初回は2時間スペシャルとなる。
沢口靖子「京都でみんなで食事を」
テレビ朝日は28日、俳優の沢口靖子が主演を務めるドラマ『科捜研の女 season24』を7月3日午後9時から放送すると発表した。初回は2時間スペシャルとなる。
京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く、『科捜研の女』。“最新の科学捜査テクニック”と“人間ドラマ”が絡みあうハイクオリティーなミステリーとして厚い支持を集めてきた。
記念すべき節目を迎えた新シーズンのキーワードはさらなる進化に向けた“原点回帰”。『科捜研の女』の醍醐(だいご)味は、現場に残されたわずかな手がかりを分析し真実へと近づいていく“科学捜査”だが、年々高度化してきた科学捜査の手法を今シーズンでは初心にかえって、おなじみの捜査方法についても技術や仕組みを分かりやすく伝え、より科学捜査の面白さを体感できるドラマを目指していく。
前シーズンでは、マリコと市井の事件関係者の間で生まれる人間ドラマを丁寧に紡ぎ、大好評を博した。新シーズンでも毎回、老若男女個性豊かなゲストを迎え、事件の背後に潜む悲喜こもごもの人間模様を描写。ミステリーでありながら、よりエモーショナルで胸が熱くなるストーリーが展開される。
さらに、新シーズンでは主人公・マリコの科学捜査にかけるひたむきな想いを今まで以上にクローズアップする。科捜研の中軸として、25年にわたり第一線で事件と向き合い続けてきたマリコ。変わりゆく時代の中で、マリコが何を想ってひたむきに職務に邁進し続けるのか。ともに事件と向き合う後輩たちや、事件を通して関わる若いゲストたちに、マリコの想いをいまだかつてない鮮やかさで伝え、未来を担う世代へのマリコのパッションの継承をも描きだしていく。
新シーズンには、内藤剛志演じる京都府警捜査一課刑事・土門薫をはじめ、物理担当研究員・君嶋直樹(小池徹平)、洛北医大の解剖医・風丘早月(若村麻由美)、化学研究員・宇佐見裕也(風間トオル)ら、『科捜研の女』の世界に欠かせない全レギュラーが集結。これまでの歴史に裏打ちされた安定感抜群のチームワークが、ドラマに大いなる深みをもたらす。
そして『season24』では、この最高の布陣に驚きの新レギュラーが加わる予定。詳細については今後発表される。
『season24』始動にあたり、沢口は「25周年という節目を迎えることができたのは、支えてくださるみなさまのおかげです」と真っ先にファンへの感謝を語った上で、「今シーズンのマリコは従来の凛とした雰囲気に加えて、軽やかさ、やわらかさも意識して毎日の撮影に臨んでいます」と、「人生の半分以上を共に過ごしている分身のような存在」であるマリコからさらなる魅力を引きだしていく決意を告白した。
また、勢ぞろいしたレギュラー陣とも「初日からすぐに意気投合して、昨日までまるでご一緒に撮影していたかのような雰囲気です。先日は久しぶりに京都でみんなで食事をして一致団結しました」と、結束力を高めていることを明かした。
最後に、「科学をよりわかりやすくお届けすること、そしてストーリーを通して心に響くメッセージを大切にお届けしたい」と、“原点回帰”を目指す新シーズンへの意欲もアピール。「最新の科学捜査と心温まる人間ドラマをどうぞ楽しみにしていてください」と笑顔でよびかけた。