旧車･絶版車が集う日本最大級のクラシックモーターショー「第15回　Nostalgic 2days（ノスタルジック2デイズ）」（主催：NostalgicHero、運営：株式会社 芸文社）が、17日からパシフィコ横浜で始まった。初日はオーナー車両の展示会「選ばれし10台」が行われ、激レアのラインアップが走行入場を披露。多くの来場者が熱心に写真をおさめた。

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　トップバッターを務めたのは、キュートな外観の1959年式BMW600。2番手は「全日本ダットサン会」佐々木徳治郎会長が運転を務めた63年式ダットサンブルーバード　デラックス1200セダン。総合司会を務めた、大のクルマ好きで知られるフリーアナウンサーの安東弘樹と佐々木会長による掛け合いが盛り上がりを見せた。佐々木会長は「方向指示器の音がすごく素晴らしいメロディーで、いい気分になれます。クルマは音1つとってもいいんですよね。エンジンの響きも最高ですよ」と、愛車への熱い思いを語った。

　60～70年代の名車が続く。「当時新車のまま」という67年式トヨタ コロナ ハードトップ、すべてオリジナルを維持しているサファリゴールドの70年式ダットサンブルーバード 1800SSS、71年式ダイハツ ミゼットMP5。72年式トヨタ クラウンHT 2600スーパーサルーンは、前オーナー家族が京都から駆け付け、引き継いだ現オーナーと感動の記念撮影を行った。

　名セダン、国産スポーツカー、ネオクラシックカーも熱視線を集めた。

　80年式トヨタ セリカカムリ 2000GT、女性オーナーの90年式日産フェアレディZ 300ZX ツインターボ 2by2 Tバールーフ、こちらも女性オーナーが乗る92年式日産シルビア Q’sクラブセレクション、最後に登場した93年式日産レパードJフェリー タイプLは「他人とかぶらないセダンを選んだ」という若い男性オーナーのチョイス。クールなオーラで締めくくった。

　会場内では、ユニークで希少な車両の展示販売も実施。納屋で約40年眠っていた個体で、“奇跡のオリジナル”を維持しているという77年式ダットサン620 DXロング（スウィンギンモータース）などが注目を集めていた。

　また、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村亮の現在の愛車である90年式DA6 インテグラ XSiなどの特別展示も黒山の人だかりになっていた。会場には海外の愛好家の姿も見られ、家族連れも楽しんでいた。

　18日は、ショップ自慢のデモカーによる走行入場、『テリー土屋のくるまの話』（TOKYO MX）公開収録などが展開される予定。