キンプリ高橋海人、テレ東ドラマ初主演 1995年の高校生役に挑戦「演じていてとても楽しい」
King & Princeの高橋海人がテレビ東京で4月期からスタートする連続ドラマ『95』(月曜午後11時6分)で同局ドラマ初出演にして初主演を務めることが17日に発表された。
4月期からスタートする連続ドラマ『95』
King & Princeの高橋海人がテレビ東京で4月期からスタートする連続ドラマ『95』(月曜午後11時6分)で同局ドラマ初出演にして初主演を務めることが17日に発表された。
原作は、『イノセント・デイズ』で第68回日本推理作家協会賞を受賞した早見和真氏が、受賞後第1作目として最大級の熱量でつづった最強青春小説。大人の作った社会の仕組みに抗い、大切なものを守りながら1995年の渋谷をがむしゃらに駆け抜けた高校生たちの熱い物語を連続ドラマ化する。
主演の高橋が演じるのは、1995年という時代を全力で駆け抜けた高校生・広重秋久(ひろしげあきひさ)、通称・Q。阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件が起き、「人はいつか死ぬ」「生きるってなに?」「世界はいつか終わってしまう」。そんなことを肌で体感させられたその年に、ただひたすらに生き、仲間とともに青春した高校生を演じる。
そして、脚本は、映画『桐島、部活やめるってよ』(2013年)で第36回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した喜安浩平氏、監督は映画『アルプススタンドのはしの方』(20年)、『女子高生に殺されたい』(22年)などを監督した城定秀夫氏が務める。
高橋のコメントは下記の通り。
――本作の出演オファーを受けた時の感想、原作・台本を読んでみての感想をお聞かせください。
「オファーをいただいた時は、シンプルにやってみたいという感覚でした。最初にプロットを読んだ時に、あまりこういう作品ってないよなと思いましたし、内容もとがっていて周りに媚びていない感じがあり、分かりやすく説明するのではなく、心で感じてもらうような作品になるんだろうなと思いました」
――演じられる役どころについての印象をお聞かせださい。
「秋久は、同級生の中でもカリスマ的存在の翔太郎をはじめ、かっこいい仲間たちに囲まれて過ごすことになりますが、僕もすごくかっこいいメンバーに囲まれて今まで生きてきたので、みんなと同等になれるように頑張って立ち向かっていく感じが自分と似ているなと思います。でも、もし何か違う時があったらその時は自分の意志はちゃんと持っていないとなっていうところとか、嘘をつかずちゃんと自分の核を持っているところがきっと秋久の魅力的なところで、素敵だなと憧れもあります。演じていてとても楽しいです」
――撮影現場の雰囲気などいかがでしょうか。
「撮影現場もとても楽しいです。実際に現場に入って演じてみて、何回も台本を読んでいくと、当初イメージしていた秋久とは違う秋久がどんどん出てくるんです。それをスタッフの皆さんと話し合いをして、構築していっています。共演者の皆さんとも、チームでいる時とかは『ここ俺こういくわ』っていうのがあったり、察したりだとか、本当のチーム感があっていいなと思っています。結構わいわい・ほのぼのしているのですが、“まじでぶつかるシーン”とかは、怪我のないように、どうやったらかっこよくみえるかをみんなで話し合いながらストイックに集中してやっているので、すごく充実しています」
――今後の撮影への意気込みをお願いいたします。
「最初にお話しをいただいた時から、僕自身『やりたいからやる』という思いで、僕以外の皆さんもたぶん『出たいから出る』と思ってくださっているでしょうし、本当にいいものを作りたいと思って集まっている皆さんなので、その気持ちのまま最後まで駆け抜けたいです。とにかく秋久を丁寧に丁寧に演じて、かっこいい人になれるように頑張りたいなと思います」
――視聴者のみなさんへみどころなどメッセージをお願いいたします。
「今の時代、衝動的に体が先に動いてしまったり、心からぶつかりにいこうと思うことだったり、そんな気持ちからどんどん遠ざかっていると思うんです。便利なものが増えていくぶん、そこに頼ってしまうし。だからこそ、95年の気持ちでどんどん突き進んでいく登場人物たちを見ると、気づかされることだとか、自分にあらためて問いただすこととかが、毎話感じられるような熱い作品だと思うので、95年を知っている方たちはもちろん、年代問わず、僕と同世代の方や学生の方にもみてほしいなと思います」
※高橋海人の「高」の正式表記ははしごだか