俳優の中条あやみが26日、都内で行われた『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』初日舞台あいさつにサプライズで登壇。ある野望について語った。イベントには主演の竹内涼真、高橋文哉、堀田真由、吉柳咲良、菅原伸太郎監督と共に登壇した。

　本作は、ゴーレムウィルスという、かまれたら化け物になってしまう“謎の感染症”によって突然日常を奪われた人々の過酷なサバイバルと濃厚な人間ドラマを描いた『君と世界が終わる日に』の長きに渡るシリーズの最後にして最大の戦いが繰り広げられる。

　シーズン3で竹内演じる主人公・響によって命を奪われてしまうヒロイン・来美を演じ、悲しい別れを経験した中条。この日はサプライズで登壇すると「またここに戻ってこられてうれしいです」と笑顔を見せた。続けて中条は、自身の出演が終わったあと、響がどんどんワイルドになっていく姿に「この映画ではちゃんと服を着ているのか、とても心配だったのですが、ちゃんと着ていてホッとしました」と発言して会場を笑わせる。

　そんな中条は、究極の選択を迫られる作品にちなみ、「一生暮らせる大金が入る代わりに、俳優業を辞めなければいけなくなったらどっちを選ぶか？」というお題に、一人だけ「俳優業を辞める」を選択。周囲がどよめくなか、中条は「俳優を辞めたいというわけではないんですよ」と断りを入れると「一生暮らせるお金があるならば、私は自分で映画を作りたい。それで客観的に俳優さんたちを見る側に回ってみたい」と野望を明かす。

　同じ質問に高橋は「僕は俳優で大金を稼ぎます」ときっぱり。会場から大きな拍手が巻き起こると「ありえないぐらい稼いでやります」と意気揚々と語ると、竹内は大喜びをしていた。