医師・居原田麗さん、42歳で死去 余命1年宣告から4年…夫が報告「優しさと強さを持った女性でした」
子宮頸がんで闘病中だった「麗ビューティー皮フ科クリニック」院長でブロガーの居原田麗さんが、10日に亡くなった。42歳だった。11日に居原田さんのブログで、夫の河原氏が報告した。
発信を続けた理由は「同じ病気で苦しんでいる人達の励みになりたい」
子宮頸がんで闘病中だった「麗ビューティー皮フ科クリニック」院長でブロガーの居原田麗さんが、10日に亡くなった。42歳だった。11日に居原田さんのブログで、夫の河原氏が報告した。
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11日に更新された居原田さんのブログで河原氏は「はじめまして、居原田麗の夫、河原と申します」と書き出し、「昨日、1月10日14時31分 母校である滋賀医科大学で 妻 居原田麗こと河原麗が永眠いたしました」と報告した。
「一番最初に病気を宣告されたのが2020年の2月でした。その時、彼女は病院で泣きながら『ごめんね、ごめんね』と謝っていました」と、がん発覚当時を振り返り、「自分が一番辛いにも関わらず、いの一番にそういう言葉が出る、心優しい女性でした。その時以来、闘病でいくら辛くても、彼女の涙は見たことはありませんでした。そんな優しさと強さを持った女性でした」と思いをつづった。
続けて「生前、『自分の人生には何の後悔もない、周りの人に恵まれて幸せな人生だよ』と常々言ってました。このブログやインスタグラム等で周りの人達からのメッセージには本当に励まされていると嬉しそうに言っておりました」と紹介。「またそれと同時に『私が頑張る事によって、同じ病気で苦しんでいる人達の励みになりたい』とも言っていました」と、居原田さんの思いを記した。
そして、「最初、余命が1年と言われたにも関わらず、約4年間生きられたのは間違いなく、彼女の頑張りと彼女を日々励まして下さった、フォロワーの方々、周りのドクターの方々、美容関係者の皆様、友人達のおかげだと思っております。感謝申し上げます」と感謝した。
居原田さんは2020年3月に子宮頸がんが判明し、手術。翌21年8月には肝転移、リンパ節転移、23年5月には骨転移が3か所見つかったことを明かしていた。