阪神・岡田監督、“アレンパ”に意欲「いい言葉ですね」「シーズン始まると浸透していく」

阪神タイガースの岡田彰布監督が1日、都内で行われた『2023ユーキャン新語・流行語大賞』の発表・表彰式に出席。「アレ」が年間大賞を受賞し、喜びをコメントした。

発表・表彰式に登壇した岡田彰布監督【写真:ENCOUNT編集部】
発表・表彰式に登壇した岡田彰布監督【写真:ENCOUNT編集部】

「アレ」が年間大賞を受賞

 阪神タイガースの岡田彰布監督が1日、都内で行われた『2023ユーキャン新語・流行語大賞』の発表・表彰式に出席。「アレ」が年間大賞を受賞し、喜びをコメントした。

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 一年を振り返った岡田監督は「まさか、ここまで影響力を与えるとは思ってなかった。これも、チームが勝つことによってマスコミやメディアが取り上げてくれる。毎日、関西の方では“アレ”の言葉が出ないくらい、インパクトある記事を出してもらった結果」と反響の大きさを実感していた。

“アレ”の“アレ”を勝ち取ったことについては「スタートとしては、18年間達成していないリーグ優勝がまずは目標だった。(監督就任)1年目で“アレ”を達成できて。前回も2年だけしかクライマックスをやっていなかった。優勝してもクライマックスを勝ち抜かないといけない。はっきり言ってそこまで考えていなかった。クライマックスを勝ち抜いたときに“アレ”の“アレ”しかないなと。もう1つ上というのはなかなか言葉が出てこなかった」と振り返った。

『ユーキャン新語・流行語大賞』では3年連続、野球界に関する言葉がノミネートされた。「日本国民にインパクトを与える。特に今年は3月にWBCがあったので、そういう意味では野球、スポーツ含めてインパクトを与える1年になった。とにかく野球界、毎年もっと頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。

 関西ではWBC優勝を超える経済効果が生まれた。「優勝パレードした時に、100万人近い人が集まってくれて、感動というか。ファンの人から『ありがとう』と言われると、ありがとうの返事はしずらい。頭をペコッと下げるしか出てこない。最後の言葉かなと思って……。『おめでとう』よりも『ありがとう』の言葉が多かった。最後まで楽しんでもらえるゲームができてよかったという気持ちになりました」と心境を明かした。
 
 ファンの存在については「去年までは、どっちかというとスタンドでゲームを見ていた方なので……。ひさしぶりにグラウンドに降りてユニフォームを着て、ファンの声援を忘れている部分はあった。甲子園はすごかったですね。開幕から超満員。毎試合、すごく声援をもらった。地方行ってもビジターでたくさんの応援をもらった。最初から鳥肌が立つというか……。公式戦終わって、日本シリーズになるときは、また一段と声援をもらった。感激したし、頑張ってよかったとしみじみ思いました」と笑みを浮かべた。

 優勝後に佐藤輝明選手が口にした「“アレ”の“連覇”」を略したフレーズ「アレンパ」について、来年はどういう言葉を残していきたいか問われると「なかなかアレンパはいい言葉ですね。みんなと検討しているところ」としつつ、「前回優勝も3、5年おきだったので、そういう意味では連覇がない。来シーズン初めての2年連続優勝、連覇というのを(達成したい)。2月からシーズンが始めるともっと浸透していくんじゃないですかね」と想像していた。

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