Dragon Ash降谷建志が公表した「パニック障害」、有病率は「100人に1人」 ジュリー氏も告白

ロックバンド・Dragon AshのボーカルKjこと降谷建志(44)が「パニック障害」と診断されたことを2日、バンドの公式サイトが発表した。今月予定していたバンドのライブハウスツアー5公演を延期するとしている。

降谷建志がパニック障害と診断されたことが分かった(写真はイメージ)【写真:写真AC】
降谷建志がパニック障害と診断されたことが分かった(写真はイメージ)【写真:写真AC】

パニック発作が繰り返される病

 ロックバンド・Dragon AshのボーカルKjこと降谷建志(44)が「パニック障害」と診断されたことを2日、バンドの公式サイトが発表した。今月予定していたバンドのライブハウスツアー5公演を延期するとしている。

 厚生労働省の公式サイトによると、パニック障害の症状は「突然理由もなく激しい不安に襲われて、心臓がドキドキする、めまいがしてふらふらする、呼吸が苦しくなるといった状態となり、場合によっては『死んでしまうのではないか』という恐怖を覚えることもある」とされている。

 このような発作的な不安や体の異常な反応は「パニック発作」と呼ばれ、パニック発作が繰り返される病気を「パニック障害」と呼んでいます。パニック発作は、「動悸がする、心拍数があがる」「汗が出る」「体が震える」「息切れがする、息苦しい」「窒息する感じがする」「胸が痛い、胸苦しさがある」「吐き気、おなかの苦しさ」「めまい、ふらつき、気が遠くなる感じ」「現実でない感じ、自分が自分でない感じ」「自分がコントロールできない、変になるかもしれないことへの恐怖」「死ぬことへの恐怖」「感覚まひ、うずき」「冷たい感覚、あるいは熱い感覚がする」などが症状とされている。

 パニック障害では、パニック発作になったときの苦しさや怖さから、「また発作が起きたらどうしよう」と心配になることが多く、これを「予期不安」とされている。予期不安を感じた場合は、「電車や人混みを避ける」「頼れる人がいない状況や1人で出かけることを避ける」「あるいはエレベーターなど逃げられない場所を避ける」ようになることがあるという。

 また、パニック障害の有病率は「一般人口の約1~3%」と低くはなく、症状を告白した著名人も多くいる。最近では10月2日、旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)の会見を欠席した藤島ジュリー景子前社長が、手紙で「20代の頃から時々、過呼吸になって倒れるようになりました。当時は病名がなかったのですが、今では『パニック障害』と診断されています」と明かしている。

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