TBS系『CDTVライブ！ライブ！　100回記念SP』（月曜午後6時30分）が9日、3時間半の特番として放送される。ジャニーズ事務所に所属するアーティストの出演予定はなく、INI、ENHYPEN、Kyrie（アイナ・ジ・エンド）、櫻坂46、JO1、Tani Yuuki、BE:FIRST、flumpool、WANIMA、AKB48、NMB48の11組が登場。近年の長時間に及ぶ音楽特番では異例の編成になる。

　同番組は、2020年3月末にスタートした。今年8月31日に行われた「TBS秋の改編説明会」では、渡邉真二郎編成部長が「こちらの番組は人気アーティストの方々に分け隔てなく、お声掛けをさせていただいている番組です」と話していた。この説明は、ジャニーズ事務所前副社長の滝沢秀明氏が設立したTOBE（トゥービー）所属タレントが同番組に出演する可能性を問われたことを受けてのコメント。だが、今回についてはTOBE所属のアーティストも出演は予定されていない。

　TBSは2日、故ジャニー喜多川元社長による性加害を認めたジャニーズ事務所2回目の会見で組織見直し、被害者補償の開始などを発表したことを受け、「定期的な対話を通じて、被害者の救済や二度と人権侵害を起こさないような組織体制の構築を具体的に進めるよう促して参ります」などとコメントしたが、今後のタレント起用へ言及はなかった。

　一方で同局系『報道特集』（土曜午後5時30分）は7日、「ジャニーズとTBSの関係」と題した特集を行い、ジャニーズ事務所からの圧力や事務所への忖度があったとする社内での証言も紹介。TBSとしての検証もしていくとし、同事務所との関係性を見直す姿勢を示している。