【トリリオンゲーム】社長令嬢役・今田美桜「早口にならない、まばたきをしない」父親役の國村隼を意識

Snow Manの目黒蓮が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『トリリオンゲーム』(午後10時)で、社長令嬢の“桐姫”こと黒龍キリカを演じる今田美桜が囲み取材に応じた。8日の第9話の放送を目前に、役作りや共演者への印象を明かした。

黒龍キリカ役の今田美桜(右)と黒龍一真役の國村隼【写真:(C)TBS/高橋裕子】
黒龍キリカ役の今田美桜(右)と黒龍一真役の國村隼【写真:(C)TBS/高橋裕子】

國村隼の娘を演じる

 Snow Manの目黒蓮が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『トリリオンゲーム』(午後10時)で、社長令嬢の“桐姫”こと黒龍キリカを演じる今田美桜が囲み取材に応じた。8日の第9話の放送を目前に、役作りや共演者への印象を明かした。

 原作は「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で好評連載中の原作:稲垣理一郎、作画:池上遼一の同名漫画。主人公である“世界一のワガママ男”のハル(目黒)と、“気弱なパソコンオタク”のガク(佐野勇斗)という正反対の2人が、ゼロから起業し、型破りな方法で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼いで、この世のすべてを手に入れようと成り上がる前代未聞のノンストップ・エンターテインメントだ。

 今田が演じる通称“桐姫”は、日本最大のIT企業「ドラゴンバンク」の取締役で、多言語を操るクールで強欲な才色兼備の女性。創業者である父・黒龍一真(國村隼)のDNAを色濃く受け継ぎ、どんな取引相手にもクレバーな交渉術を駆使して、欲しいものはすべて手に入れてきた。「ドラゴンバンク」の採用面接で出会ったハルとガクの才能にいち早く気づき、予想外の行動で突き進む2人に執着心にも似た強烈な興味を抱き、自分の支配下に置こうとする。

“利益を生まない者は容赦なく切り捨てる、敵に回すと怖いタイプ”という桐姫を演じるにあたり、今田は「少しでも重厚感が出るように話し方が早口にならないように、まばたきをあまりしないように意識しています」と明かした。これは「監督から『國村さんは、あまりまばたきをしないように意識している』と聞いて、『お父さまがそうであれば私も!』って」と親子らしさを表現している。

 そんな役柄との共通点は「まだ見つけられていないんです」と笑いながらも、「ただのワガママではなくて、自分よりも会社のためを思っての言動なんですよね。魅力あふれるかっこいい女性として憧れます! フランス語や中国語やビリヤードなど、いろんなことに挑戦させていただいて、たくさんの経験ができる役だと思います」と桐姫の魅力を存分に実感してるようだ。

 ドラマ放送後には毎回、桐姫の“社長令嬢”感あふれる衣装が話題となっている。

「印象的なのはたくさんあります! その中でも、第3話のホストクラブに行ったときの黒と白のふわっとしたワンピースがすてきでした。あとは、第8話の焼き鳥屋さんのシーンで、真っ白のドレスを着ているんです。場所に似つかわしくなさすぎて、ギャップ込みで好きでしたね」と着こなしも楽しんでいるようだ。

 主演の目黒とは今回で2度目の共演。「目黒さんは、撮影に対してストイックな方だなという印象です」とした上で、「前回とは違う明るい役の目黒さんを見るのは初めてですが、バチバチに対峙(たいじ)するシーンも楽しくやらせていただいています」と続けた。

 一方で、初共演となる佐野に対しては「役柄とは逆な印象です。遊園地のシーンのときに面白いこと言っていたんですよね。なんだったっけな……、忘れちゃった(笑)。でも、フランクな方で、現場ではムードメーカーなイメージです!」と語った。

名実ともに最も勢いのある俳優の一人に【写真:(C)TBS/高橋裕子】
名実ともに最も勢いのある俳優の一人に【写真:(C)TBS/高橋裕子】

福岡から上京

 今田は、2018年4月期のTBS系火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』で演じた、ぶりっこと小悪魔の二面性がある令嬢役が大きな話題になり、その後もTBS系日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』などの数々の作品に出演。映画『東京リベンジャーズ』では第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、人気も実力も備え、名実ともに最も勢いのある俳優の一人となった。

 地元・福岡からの上京は“思い切った行動”だったと振り返る。

「ずっと上京するかを迷っていたんですけど、心から(上京して)良かったなと思います。出てきてからは、事務所の方や同じ時期に上京した仲良い友だちと『頑張ろうね』と励まし合いながらやっていました」

 さらに、「このお仕事はいろんなことに挑戦させていただけるので、撮り終わるごとに成長を実感して『次も頑張ろう』というモチベーションになっています。うまくいかなかったときは、好きなもの食べて、寝て、次の日から切り替えて頑張るっていう、あまり特別なことはしないです!」と続け、笑顔を見せた。

 そんな今田にも、ハルとガクを手に入れようとする桐姫のように、“手に入れたいもの”があると言う。「バスタオルが欲しくて!」と明かすと、「(取材で)求められている答えじゃないですよね」と笑う。「でも、大きすぎないサイズとか分厚さとか、しっかりくるサイズにまだ出会えてなくて」と無邪気な一面をのぞかせた。

 最後に「8話ではハルが『キリカと結婚しなさい』と言われて終わるのですが、そこからどうなるのか楽しみにしていただけたら。漫画とは異なるドラマオリジナルの展開として、キリカの立場も変わるし、ハルと対峙しながらも一緒に頑張っていくことにもなるので。展開が早くてさらにワクワクが増えるのではないかなと思います!」と今後の展開をアピールした。

次のページへ (2/2) 【写真】放送後には話題になるさまざまな衣装を着こなす今田美桜の写真
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