神木隆之介「めちゃくちゃ苦しかった」 ゴジラ最新作で主人公と「向き合い方が分かっていなかった」

俳優の神木隆之介が4日、都内で行われた主演映画『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)の完成報告会見に出席した。自身が演じた主人公・敷島浩一の役作りは「めちゃくちゃ苦しかった」と語った。

完成報告会見に登壇した神木隆之介【写真:ENCOUNT編集部】
完成報告会見に登壇した神木隆之介【写真:ENCOUNT編集部】

自分では「『どうしたらいいんだろう?』というは初めてだったんですよ」

 俳優の神木隆之介が4日、都内で行われた主演映画『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)の完成報告会見に出席した。自身が演じた主人公・敷島浩一の役作りは「めちゃくちゃ苦しかった」と語った。

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 同映画は、ゴジラ70周年記念作品にして、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目。戦後の日本が舞台。焦土と化した日本に、突如現れたゴジラ。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか……、というストーリーが展開される。監督・脚本・VFXを山崎監督が手がけた。

 神木は、『ゴジラ』という大作シリーズの主人公にして、戦後の日本で賢明に生きる敷島との向き合い方に言及。「どれくらいまで自分を追い込んでいいのかどうか、とか精神的にも『追い込まなきゃいけないのかな?』とか。やっぱり、敷島自体も、傷を負って苦しんでいたりしている。その苦しみと、同じくらいの苦しみを自分にも与えるべきなのか、色々試した。めちゃくちゃ何かに追いかけられるような夢を連日見たりとかしてました」と告白。

 俳優の先輩への相談などを経て、「向き合い方が分かっていなかった。どれくらい向き合ったらいいのか、どれくらい掘り下げたらいいのか、ということしか考えていなかった。めちゃくちゃ苦しかったです」と胸中を吐露。

「色々話した結果、『あんまり追い込みすぎると、お芝居すらできなくなっちゃうよね?』という話になった。それは本番や役を演じる時間に、そういう自分が思い描く向き合い方をすればいい。普段、家帰って、とか生活しているときは『普通でいいんじゃない?』と言ってもらえてスッキリした」

 続けて神木は「自分では、そんな『どうしたらいいんだろう?』というは初めてだったんですよ。まぁ……苦しかったですね。色々迷いながら、手探りのままやっていた役でした。その自分の気持ちが、少しでも(映像に投影される)役の手伝いになれていたらいいですね」と笑みを見せた。

 会見にはヒロイン・大石典子を演じる浜辺美波、山崎貴監督、製作の市川南も出席した。

 会場では最新の予告映像がお披露目された他、神木らが2メートル超えのゴジラのスタチューと一緒にフォトセッションを行い、同作をアピールした。

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