奇術師・ジョニー広瀬さん、白血病のため75歳で死去 関西マジック界の重鎮 17年2月が最後の舞台

マジシャンのジョニー広瀬さんが8月26日、白血病のため、大阪市内の病院で逝去したことが分かった。75歳だった。吉本興業が30日に発表した。

ジョニー広瀬さん【写真:(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.】
ジョニー広瀬さん【写真:(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.】

イリュージョンマジックでは妻の霞さんと一緒に活動

 マジシャンのジョニー広瀬さんが8月26日、白血病のため、大阪市内の病院で逝去したことが分かった。75歳だった。吉本興業が30日に発表した。

 広瀬さんは、本名非公表の1948年3月22日、大阪生まれ。1987年に吉本興業に所属し、奇術師として、ステージマジックからテーブルマジックまで幅広いレパートリーを持ち、その独創性に富むマジックは海外のファンも多く、2002年ハンガリー国際サーカスフェスティバルでは、日本を代表してゲストパフォーマーとして出演、ハンガリー特別賞を受賞した。

 イリュージョンマジックでは、「ジョニー広瀬&霞」として、妻の霞さんと一緒に活動。2022年には、マジシャンになったきっかけやマジック解説などを記した「ジョニー広瀬 奇術人生55年」を出版。近年は体調を崩し、舞台での活躍は少なくなっていたが、関西マジック界の重鎮として、多くのマジック仲間から慕われていた。

 13年4月、なんばグランド花月で吉本新喜劇「川畑マジック大成功」に出演、17年2月になんばグランド花月で開催された「舶来寄席2017winter」に演出としてマジック指導をしたのが最後の舞台となった。

 なお、自宅住所、逝去した時間、喪主は非公表。

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