カーイベント「CAR MEETING T1-GP/#1GP」が20日、埼玉カートパークで行われた。真夏の会場は大盛況。スポーツカーやVIPカー、アメ車やラリーカーなど、約38台の個性派がそろった。

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　スープラ乗りで、「ガールズカーコレクション」主催者としても知られるNAOさんが、「オールジャンルで、気軽に新しい友達を作る機会を」と新たに企画。2020年にスタートし、今回で3回目の開催となった。ドレスコードは「車の絵Tシャツ」というユニークな設定で、20～40代を中心に、クルマ好きやカスタム好きが集まり、親睦を深めた。参加者の投票や出展企業の選出による各種アワードの表彰式も行われた。エアサスで車高を調整した2006年式のセルシオ（UCF31）がグランプリに輝いた。

　80スープラ、レガシィ・ツーリングワゴン、GT-R、ダッジ・チャレンジャーなど、こだわりの愛車がインパクトを放った。トヨタ86などの女性オーナーの姿も多く見られた。

　16年式の新車でホンダS660を購入し、「ストリート7割、サーキット3割」で走り込んでいるのは、金井宥希（ゆき）さん。元レースクイーンで、1児のママだ。10代の頃はギャル車仕様のワゴンRに乗っていた時期もあったというが、20代でGTレースに目覚めてからは、スポーティーなクルマを志向するようになったという。「今はカーイベントのキャンギャルや動画リポーター、またライブ配信にも取り組んでいます。きょうもリポーターのお仕事をやらせていただきつつ、愛車を皆さんに見ていただいてうれしかったです。クルマをいじって、趣味と仕事を一緒に楽しんでいます！」と声を弾ませた。

　クールなオーラを放つ三菱・コルト ラリーアート バージョンRは家族連れで参加だ。愛車を手に入れたきっかけは、「スポーツカーが欲しい」という43歳の妻の一言だった。同じ車種の色違いを1年ほど乗り、今年6月に真っ白な1台に乗り替えた。44歳の夫は「マニュアルでスポーツカーという妻の希望があって、家族4人で乗れて、条件に合うものを探して、このコルトを提案したんです」と教えてくれた。

　吸排気系を一部カスタム。子どもの学校の送り迎えに行くと、キッズたちに大人気といい、妻は「この爆音で送迎しています（笑）。遠出に行くときもバリバリ乗っていますし、娘があと2年で免許を取れる年齢になるので、子どもたちもクルマ好きになってくれるといいですね」と笑顔を見せた。

　イベントはこれまで夏開催だったが、次回は「クリパ（クリスマスパーティー）みたいに楽しめれば」（NAOさん）と、同所で12月3日に開かれることが決まった。