安藤美姫、現役時代の体重管理を回想「デブと言われた」「痩せるには食事摂ってはいけないと」
「ABEMA」の夜のニュース番組『ABEMA Prime』の2日の放送では、“肥満治療薬”が約30年ぶりに日本で承認されたことを紹介。市販が認められた薬に、「試してみたい」という声が寄せられる中、その効果とリスクを専門医に聞いた。
カンニング竹山「実は昨年13キロ痩せたんです」
「ABEMA」の夜のニュース番組『ABEMA Prime』の2日の放送では、“肥満治療薬”が約30年ぶりに日本で承認されたことを紹介。市販が認められた薬に、「試してみたい」という声が寄せられる中、その効果とリスクを専門医に聞いた。
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名古屋市立大学病院・肥満症治療センターの副センター長である田中智洋さんは「どんな薬にも副作用の可能性がある。医師や薬剤師の指導を受けながら適切に使ってほしい」と呼びかけ。また、昨今のダイエット市場について「エビデンスがないサプリが氾濫し、健康を害する成分が入っているものもある。安全性と有効性が証明されているものを服用してほしい。また本来は別の目的に使う薬を、美容目的に処方するクリニックがあると聞いている。これも健康を害する可能性があるし、本当に必要な患者に薬剤が届かなくなっている事態もある」と注意喚起した。
番組MCを務めるプロスケーターの安藤美姫さんは「日本では“普通の体型”の人でも、『痩せなきゃ』と考える人が多い。市販されることによって、肥満治療薬が必要ではない人が使ってしまうことにリスクを感じる」とコメント。
また進行を務めるテレビ朝日の平石直之アナウンサーから「フィギュアスケート選手時代は、体型管理は大変でした?」と問われると、安藤さんは「かなり悩んでいた時期がある。フィギュアスケートは“美”を魅せる競技の側面もある。世間の人には、“選手にとっての理想の体型”があるようで、そこから逸れると『デブ』と言われてしまうことがあった」と明かした上で、「悩んでた時期は、『痩せるには、食事を摂ってはいけない』と思い込んでいた。さらに、ドーピングに引っかからないサプリで栄養素を補えば、健康には支障がないという発想になるほど、当時はメンタルがやられていた」と振り返った。
その上で、「無理に痩せると、思考判断が鈍ったり、肌の調子が悪くなったり、身体への影響は必ず現れる。だからこそ、必要のない人には治療薬を使ってほしくない」と話した。
お笑い芸人のカンニング竹山は「誰にも気づいてもらえなかったけど、実は昨年13キロ痩せたんです。今はもう戻っちゃったけど(笑)」と明かした上で、「今回承認された薬と同じようなものを服用したら、お腹をくだした。薬だけに頼ると、『調子が悪いから、ダイエットを辞めよう』となってしまうのではないか」と経験を踏まえて話していた。
続けて、「ダイエットは“意識のスイッチ”が重要。つまり、食生活を変えたり、運動をしたりすることで、総合的に自分の意識を変えないと、続かない」とコメントした。
また、お笑い芸人のパックンさんは「日本人は、自分の体型に悩みすぎている人が多い。
その原因には、痩せている人を“理想の体型”とメディアが発信していることもあるのではないか? 僕らも反省しないといけない」と話していた。