「#他人と被らない車」注目度NO.1は日本に1台の激レアカー かっこよすぎるドアの開き方に驚愕の声

今週ネット上で話題になったのがハッシュタグ「#他人と被らない車」だ。その中で、ダントツ注目を集めた1台の車がある。真っ赤な車体のパーヴィス・ユーレカ ファントムだ。ドアが開くシーンを動画で投稿したところ、「さすがに初めてみました~カッコいい!」と絶賛の声が相次いだ。オーナーのりゅうちゃん(@Ryu__EUREKA)さんに入手の経緯を聞いた。

パーヴィス・ユーレカ ファントム【写真:りゅうちゃんさん提供】
パーヴィス・ユーレカ ファントム【写真:りゅうちゃんさん提供】

個性的な愛車にネット「このカスタムがセンス良過ぎなんすよ!」

 今週ネット上で話題になったのがハッシュタグ「#他人と被らない車」だ。その中で、ダントツ注目を集めた1台の車がある。真っ赤な車体のパーヴィス・ユーレカ ファントムだ。ドアが開くシーンを動画で投稿したところ、「さすがに初めてみました~カッコいい!」と絶賛の声が相次いだ。オーナーのりゅうちゃん(@Ryu__EUREKA)さんに入手の経緯を聞いた。

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「珍しいからってのはあるけど、好きだから乗ってる。
オーナーが気に入ってるんだから、それでいい」

 10日、りゅうちゃんさんが「#他人と被らない車」のハッシュタグをつけてドアが開く様子を動画で投稿すると、「これは私もさすがに初めてみました~カッコいい!」「来たあぁぁーっ!!!このタグの大本命!」「私も乗りたいけど お金がかかりそうだ」「このカスタムがセンス良過ぎなんすよ!異次元感満載で超カッコEです!」などのコメントが続出。海外からも英語で「この車は本当にかっこよくてユニークな車だね」の声が寄せられるなど、大きな反響となった。

 りゅうちゃんは北海道出身の36歳。オーストラリア生まれの車は推定1975年式で、2009年に不動車の状態で160万円で購入した。

 購入の経緯については、「子どもの頃、ショーに出せるようなカスタムカーを作りたいと考えていたときにキットカーの存在を知り、高校のときから探し始めました。探し続けてようやく見つけたのは社会人1年目、就職で引っ越した愛知県の車屋で見つけ、見に行ったその場で購入しました。魅力はスーパーカーからアメ車までいろいろな車のいいところを集めたようなデザイン、ベース車が空冷フォルクスワーゲン(ビートル)であり部品に困らない、もともとがモーターショーのために作られた唯一のキャノピードアな点です」。

 キャノピードアとは運転席に入る際、ドアが屋根ごと開く形式で、戦闘機や小型機のコックピットに入るときと似ている。

「元水没車のようで、買ったときは不動車だったものを7年かけて父と個人で公道復帰させました。今もカスタムを続けています」と、まだ未完成というから驚き。「日頃の活動としては、この車を理想の形にカスタムすること、この車でイベントに参加すること。バイクも作っています」と、人生を愛車にささげている。

 気になるのは生産台数。「世界では700台ほど販売されたようです」ともともと少ない。「国内では他に見たことありません。同じデザイナーのそっくりな車は数台現存します」と、日本に1台という貴重車だった。

「#他人と被らない車」にエントリーしたのは、「車種の時点で確実にかぶらないためエントリーしました」との自信があった。車検を取って8年ほど。ハンドルを握って走れば唯一無二の存在感を放ち、あらゆる場所で注目を集めてきた。

「レーシングドライバーの谷口信輝選手がこの車を取材したいと乗りに来ていただいたのが一番の思い出です」と、自動車業界のレジェンドとも対面を果たした。

 今回、投稿が話題になったことについては、「自分のアカウントは日常の遊びを書いているだけですが、この車のオーナーだからフォローしてくださっているという方が多く、やはり愛車に関するツイートは特に話題になるということを感じました。今回の動画もオーナーとしてはドアを開けただけですが、自分以外は見慣れていないと思います」と笑顔で語る。

 理想の完成形とは果たしてどのような姿なのか。まだまだ目が離せない1台だ。

次のページへ (2/6) 【動画】ユーレカのドアが開く貴重すぎる映像
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