吉幾三、毎月の小遣いを20万円と告白 通帳やカードは「全部嫁に取られました」

歌手の吉幾三が28日、新曲『昭和の背中』を記念して、愛弟子で演歌歌手の真田ナオキとタワーレコード渋谷店でスペシャルライブを開催。イベントを前に囲み取材に応じた吉は、真田との師弟コンビで得意のジョークを交えながら、ご意見番としても昨今の芸能界について持論を展開した。

イベントに登場した吉幾三(右)と真田ナオキ【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場した吉幾三(右)と真田ナオキ【写真:ENCOUNT編集部】

新曲『昭和の背中』を記念 愛弟子の真田ナオキとスペシャルライブ

 歌手の吉幾三が28日、新曲『昭和の背中』を記念して、愛弟子で演歌歌手の真田ナオキとタワーレコード渋谷店でスペシャルライブを開催。イベントを前に囲み取材に応じた吉は、真田との師弟コンビで得意のジョークを交えながら、ご意見番としても昨今の芸能界について持論を展開した。

 この日は吉幾三の新曲『昭和の背中』、真田ナオキの新曲『酔えねぇよ!』(夢酔い盤)の発売を記念したスペシャルイベント『吉祭りファミリーパック IKUZO×NAOKI~昭和の背中じゃ酔えねぇよ!~』がタワーレコード渋谷店のイベントスペースで開催されるとあって、午前中から同店ではイベントに参加するファンによる長蛇の列ができた。

 イベントに先立ち、新曲について語った吉は「デビュー50年が過ぎたんでレコード会社の方から『何か次の曲を』と言われてね。なんか(会社には)ローテーションあるみたいでね。すげえ面倒くさい話なんだけど(笑)」と得意のジョークで報道陣を笑わせながら「歌謡曲や演歌を書き続けていかなきゃいけないんで、あえて今回は昭和の親父の背中をテーマに作ってみようかなと思いました」と説明。

 真田は新曲の『罰』について「いろんなことがあって昔を振り返り、これは罰なんだと戒める少し大人な女心を歌っています」と説明し、レコ―ディング以来、初めて師匠の前で歌ったことを明かした。

 2人でイベントやろうと思ったきっかけについて、真田は「このイベントが決まった時にダメ元で師匠のレコード会社の方に相談して決まりました」と話すと、吉は「うちは向こうのレコード会社に押されているんで、ナオキがやると言ったらうちが便乗しないといけない立場に逆転した」と語った。

 報道陣からは、吉に“ご意見番”として昨今の不倫問題などについて質問が飛ぶと「(不倫は)やっちゃったもんはしょうがないしね。気持ちは分かるけど子どもも含めて、ぐちゃぐちゃならないように形よく、あんまり言わずに子どもたちのために別れた方がいいよ。私たちもそっとしておいてあげてね。元気に次の人生を送った方がいいんじゃないですか」と持論を展開。

 続けて、「ここに立ってる2人は別れたくても別れられない男なんだから」と話し、真田が苦笑する場面もあった。

「ここで初めていうけどさ、俺は通帳とかカードとか全部持ってないんだから。全部嫁に取られました。メルカリで売っても俺には入ってこないんだから。『今までビル建てられるくらい飲んだでしょ。この先どうするんですか?』って家族で裁判にかけられましたから。『なんかあったら言ってください』と言われたんだけど、なんかある時はいつも、嫁はいないんだよ」と笑い飛ばした。

 現在は毎月の小遣いが20万円であることを明かし、「メンバー30人以上を旅に連れていって20万じゃ足りないでしょ。どうしたらいい?」と逆に報道陣に聞き返した。

 吉と真田の関係は2015年から。吉の前で歌唱する機会を得た真田が吉に弟子入りし、翌年、吉幾三作詞作曲の『れい子』で歌手デビューを果たした。そして20年1月に発売した『恵比寿』では初のオリコン週間シングル演歌歌謡ランキング1位を獲得し、『第62回日本レコード大賞 最優秀新人賞』を受賞。全国に真田の名前が広まった。

 同店3階では7月6日まで、2人のステージ衣装をはじめ、過去の貴重なお宝が展示されている。

次のページへ (2/2) 【写真】師弟コンビ・吉幾三&真田ナオキの別カット
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