青木真也、キックボクサー・武尊のプライドに感謝「意地を持っててくれてありがとう」
格闘技イベント「Impact in Paris」(24日、フランス・パリ、ゼニスアリーナ、ABEMA PPV ONLINE LIVEで独占生中継)で英国戦士・ベイリー・サグデンとSKA世界61キロ級タイトルマッチを行う武尊。米国・ロサンゼルスでの合宿を総合格闘家の青木真也が訪れた。スパーリング映像と対談映像が4日、ABEMA格闘チャンネルで公開された。
「Impact in Paris」でタイトルマッチを行う武尊
格闘技イベント「Impact in Paris」(24日、フランス・パリ、ゼニスアリーナ、ABEMA PPV ONLINE LIVEで独占生中継)で英国戦士・ベイリー・サグデンとSKA世界61キロ級タイトルマッチを行う武尊。米国・ロサンゼルスでの合宿を総合格闘家の青木真也が訪れた。スパーリング映像と対談映像が4日、ABEMA格闘チャンネルで公開された。
青木が体を張ったとも言える今回の企画。急きょ行うことになった6分間のスパーリングでは、右足にダメージを負ったがその表情はスッキリとしていた。
スパー後の対談で青木は「そのジャンルにプライドを持っている人が少なくなってきて、武尊さんはやっぱりキックボクシング、ストライキングというジャンルにプライドを持ってるなというのを感じてて、(スパーで)やられつつも『やっぱりそうだよね』ってうれしかった」と武尊に打ち明ける。
武尊は昨年6月19日に行われた「THE MATCH 2022」での那須川天心戦以来の復帰戦だ。
武尊が「正直すぐやりたかったんです、あの後(天心戦での敗戦)。悔しかったし、何か自分の最終戦歴が負けっていうのがすごいモヤモヤするというか悔しくて、それだったら辞めたほうがいいというか楽で」と心境を吐露すると青木は「めちゃくちゃ不自由だけど、武尊さんぽくていいと思います」と笑顔になった。
武尊はこの1年、自身に対する青木のさまざまなツイートが心の支えになっていたという。
それを聞くと青木は「あの試合(THE MATCH 2022)をやるってなった時点で別に勝ち負けと、もうこれは違うよねって思っていたタイプ。どういう物語でどういうものになるのかなって思った。だから今回、武尊さんは『やめない』って思ってましたからね。だってやめられます? だってさ、これより楽しいことない」と語りかけた。
ロケの最後に改めて取材を振り返った青木は「いろんなロケをやってきているけど、むちゃぶり度も含めて、今日1番頑張ったと思います」と満面の笑み。
そして真剣な表情に戻ると「でもジャンルのトップの人として当然だと思う。別に何ら悪い感情はないですし、当たり前だよねって。いろいろなやり方があるけど、こういう歓迎の仕方、こういう受けの仕方も当然だよねと思う。さすがだなって。意地を持っててくれてありがとうって感じです」とうなずいていた。