川口春奈、中村倫也と13年ぶりに共演 初参加の池井戸潤作品でヒロイン「ゾクッとさせられます」
俳優の川口春奈が、7月にスタートするテレビ朝日系連続ドラマ『ハヤブサ消防団』(木曜午後9時)でヒロイン役で出演することが26日に発表された。主演を務める中村倫也とは13年ぶりの共演で、ベストセラー作家・池井戸潤氏の作品には初参加となる。
7月スタートのドラマ『ハヤブサ消防団』に出演
俳優の川口春奈が、7月にスタートするテレビ朝日系連続ドラマ『ハヤブサ消防団』(木曜午後9時)でヒロイン役で出演することが26日に発表された。主演を務める中村倫也とは13年ぶりの共演で、ベストセラー作家・池井戸潤氏の作品には初参加となる。
本作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』『七つの会議』『民王』『アキラとあきら』『シャイロックの子供たち』など数々のヒット作を送り出してきた池井戸氏の同名小説が原作。
山間の小さな集落を舞台に描く、戦慄のホラーミステリーを映像化。ストーリーは、スランプ気味の作家・三馬太郎(中村)が亡き父の故郷、“ハヤブサ地区”に移住するところから幕を開く。都会のストレスから解放され、穏やかな生活をスタートしたはずの太郎だったが、地元の消防団に加入したのを機に連続放火騒動に巻き込まれ、住民の不審死など怪事件にも遭遇。ハヤブサ地区を守るべく真相を追ううち、集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に突き当たっていくというストーリーだ。
これまでの池井戸作品とは一線を画す本作で川口が演じるのは、太郎と同様、東京からハヤブサ地区に移り住んだ美貌の映像ディレクター・立木彩(たちき・あや)。ひと目見るなり太郎にとって気になる存在になるのだが、実は彼女には集落の闇につながる衝撃の過去があった。太郎の心、そしてストーリーを静かにかき乱していく、“疑惑のヒロイン”を川口が演じる。
長崎・五島育ちの川口は「私も田舎町の出身ですが、田舎特有の人づきあいや事件が起きたときのハラハラ感が濃く描かれていて、“こういうこと、あるある!”と感じますし、穏やかな田園風景の中で奇妙な事件が起きたときの“違和感”にはゾクッとさせられます」と、スリリングな物語に没入。「脚本を読んでいるだけで面白いので、映像としてどんな世界観を描き出していけるのか、楽しみにしています」と意気込んだ。
主演の中村とは、自身が15歳のときに出演した『ヤンキー君とメガネちゃん』(2010年/TBS)以来13年ぶりの共演。「中村さんは掴(つか)めそうで掴めないミステリアスな魅力を持つ、素晴らしい役者さん。今回がっつりお芝居させていただくのが、とても楽しみです」と久々の再会を喜ぶと、中村もまた「川口さんには人に対して構えたりしない印象があり、いい意味でムダな緊張感のない楽しい現場になったらいいなと思っています。その上でやるべきことを一緒に積み上げていきたいですね」と、川口との現場づくりに励むことを誓った。
川口春奈は中村倫也との13年ぶりの共演に「とても楽しみです」
川口と中村のコメント全文は以下の通り。
○川口春奈
――オファーを受けたときのお気持ちを教えてください。
「池井戸先生の作品に初めて出演させていただくことになり、とてもうれしく思っています。この『ハヤブサ消防団』は、不気味なムードが漂うミステリー要素の強い作品。私も田舎町の出身ですが、田舎特有の人づきあいや事件が起きたときのハラハラ感が濃く描かれていて、『こういうこと、あるある!』と感じますし、穏やかな田園風景の中で奇妙な事件が起きたときの“違和感”にはゾクッとさせられます。また、幼いころ、父が仕事のかたわら消防団として活動していた記憶もあって、そういうところでも作品に親しみを感じています。脚本を読んでいるだけで面白いので、映像としてどんな世界観を描き出していけるのか、楽しみにしています」
――ご自身の役柄・立木彩はどのようなキャラクターですか。
「私が演じる彩は、謎のベールに包まれたミステリアスな女性で、物語の鍵を握るキーパーソンでもあります。回を追うごとに彩自身の過去も描かれていきますが、なぜ彼女がハヤブサに来たのか、パーソナルな部分が明かされていく過程を私自身、すごく興味深く見つめています。中村倫也さん演じる太郎をはじめ、ハヤブサの人々と彩がどんな関係性を築いていくのかも楽しみにしています」
――中村倫也さんとは13年ぶりの共演ですが、印象を教えてください。
「以前、共演させていただいたとき、私はまだ15歳でした。学園ドラマだったので現場はわちゃわちゃしていましたが、中村さんはちょっと年上のお兄さんで、当時から“大人の俳優さんだなぁ”という印象を持っていました。掴めそうで掴めないミステリアスな魅力を持つ素晴らしい役者さんだと思いますので、今回がっつりお芝居させていただくのが、とても楽しみです」
――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
「田舎町で生まれ育った私にとって、自然あふれる山里はホッとひと息つける世界。緑豊かな場所での撮影に今、すごくワクワクしています! 中村さんと一緒に、楽しみながらいい作品を作っていけたら……。田舎特有の風景の中で起きる不穏な事件の真相はもちろん、謎を追ううち、太郎と彩の関係がどうなっていくのか、ぜひ注目してご覧ください!」
○中村倫也
――ヒロイン・立木彩を演じる川口春奈さんの印象を教えてください。
「川口さんとは彼女が15歳のときにご一緒して以来、13年ぶりの共演です。いまや押しも押されもせぬ女優さんとして多方面で大活躍されているので、今回、久々にご一緒できるのを楽しみにしています。川口さんには人に対して構えたりしない印象があり、僕自身もラフなタイプの人間なので、いい意味でムダな緊張感のない楽しい現場になったらいいなと思っています。その上でやるべきことを一緒に積み上げていきたいですね」
――“座長”として、改めて今作への意気込みを教えてください。
「僕が演じる三馬太郎は、騒動に巻き込まれることで能動的な人間へと変わっていくキャラクター。川口さん演じる彩をはじめ、太郎のまわりの人々がそれぞれ好き勝手に動けば動くほど、面白い作品になると考えています。みなさんの濃密なお芝居を受け止めるのを楽しみにしています!」