山田孝之、南沙良のオーラを絶賛「いてくれればそれでいい」 恋愛映画で“初共演”
俳優の南沙良(20)が短編映画『恋と知った日』(ABEMAで独占配信中)で主演を務めている。同作はABEMAと短編映画制作プロジェクト・MIRRORLIAR FILMSが初めてタッグを組み、新進気鋭の若手クリエイター・井樫彩(27)を監督に迎え、マッチングアプリで出会ったカップルの行く末を描いた。同プロジェクトの発起人の1人でもある山田孝之(39)もアプリで出会う男性の1人としてカメオ出演。ENCOUNTでは南と山田にインタビューを実施し、今作への思いや互いの印象などを語ってもらった。
南沙良が演じたい役は「巨大になって街を破壊」
俳優の南沙良(20)が短編映画『恋と知った日』(ABEMAで独占配信中)で主演を務めている。同作はABEMAと短編映画制作プロジェクト・MIRRORLIAR FILMSが初めてタッグを組み、新進気鋭の若手クリエイター・井樫彩(27)を監督に迎え、マッチングアプリで出会ったカップルの行く末を描いた。同プロジェクトの発起人の1人でもある山田孝之(39)もアプリで出会う男性の1人としてカメオ出演。ENCOUNTでは南と山田にインタビューを実施し、今作への思いや互いの印象などを語ってもらった。(取材・文=中村彰洋)
――今作は直球の恋愛映画となりました。台本を受け取ったときの感想をお教えください。
南「人との出会い方もいろいろ変わっていっている世の中で、私世代のリアルな恋愛が描かれているのかなと思いました」
――マッチングアプリで出会うという現代的なストーリーでした。山田さんが学生時代にはそういった出会い方は考えられなかったのではないでしょうか。
山田「昔もmixiとかコミュニティーはあったじゃないですか。そういう出会い方は合理的なんだろうなと思いますね。ある程度条件を絞った上で出会うので。楽しそうですよね、マッチングアプリ。やったことないので、やってみたいです」
南「私の周りでやっている人は聞いたことがないです。でも、そういう形もいいんじゃないかなと思います」
山田「恋愛以外もありますもんね。それこそ、僕らが『MIRRORLIAR』を立ち上げたのは、もう何年も前ですけど、それは『俳優や監督がつながる場がもっとあったらいいな』ということで作ったので、これもマッチングですよね」
――南さんはこれまでに『ゾッキ』(2021年)、『沙良ちゃんの休日』(22年)で監督としての山田さんと共演されています。今回は演者同士として初共演でしたが、違いはありましたか。
南「共演がほんの少しだったんです……。一瞬でしたし、目も合いませんでした」
山田「会話してないですからね。僕が演じた役はマッチングアプリを相当使ってる人だったんですよ。(渚と)会ったときに『あ、この子じゃないな』と思ったから、もう次の出会いに動き出してるという演技をしたんです」
南「なので、次はもう少し深い関係で芝居したいです」
山田「共演したけど、心を通わせてないから、あまり共演したって感じもしない。あれはあれで楽しかったけどね」
南「確かに楽しかったです(笑)」
山田「なんのために俺は来たんだろう……って」
――ここ数年で南さんは多数の作品に出演され、まさにブレイク中です。山田さんから見て成長を感じた点はありましたか。
山田「いつも南さんは南さんらしい立ち振る舞いでいらっしゃるので、その空気感をどのようにこちら側が切り取るかという感じですね。でも、そこにいてくれれば、もうそれでいいんですよ。すごいすてきな空気感を持っているので、これから5年、10年たって、どんな人になるのかに期待ですね」
――次に“山田監督”として、南さんの作品を撮るならどういったものを作りたいですか。
山田「僕、一応俳優なんで共演したいです。共演するってすごい不思議なもので、お互いが役になっているので、そこでつながろうとするんです。日常で友達と会話して、旅行行ってとかとは違うつながり方になるんですよ。1日がっつり芝居しただけで、『超仲いい!』みたいな。本人のことは何も知らないんだけど、別のとこでつながる感覚。それが面白いんです」
――そういう意味では、お2人が次に共演されたら、もっと仲良くなるかもしれないですね。
山田「南さんがしゃべってくれるかが分からない……。結構現場で“スッ”としてるんですよ。でも、ゲームとか一緒にしたいですけどね」
南「したいです!」
――南さんは、ここ数年でさまざまな役を演じられていますが、今後挑戦してみたい役などはありますか。
南「ちょっと変でもいいですか……? 願望としては、大きくなりたいです。小さい頃からゴジラとかに憧れていたので、巨大になって、街を破壊したり、人を食べたりしたいんです」
山田「大丈夫かな~。ストレス溜まってるのかなぁ……」
――山田さんなら脚本も書けそうですね(笑)。
山田「めっちゃ面白いですよね、最高。短編向きじゃないですか。さすがに長編でやると結構しんどいけど、短編だったら許されるんじゃない? パロディー作りましょうか」