【エール】志村けんさん演じる小山田が主人公・裕一を救う? 音が売り込んだ先は…

NHK連続テレビ小説「エール」の第28回が6日に放送された。世界的な不況の影響でイギリス留学が取り消しとなりふさぎこむ裕一(窪田正孝)の元を音が訪ね、「音楽を諦めちゃいけない」と励ます。音(二階堂ふみ)はレコード会社を回り、裕一を売り込もうと奔走する。終盤には新型コロナウイルスによる肺炎で3月29日に死去した志村けんさん(享年70)が演じる小山田耕三も登場した。

「エール」(C)NHK
「エール」(C)NHK

不況の影響で留学の話が立ち消えになった裕一。音は励ますが…

 NHK連続テレビ小説「エール」の第28回が6日に放送された。世界的な不況の影響でイギリス留学が取り消しとなりふさぎこむ裕一(窪田正孝)の元を音が訪ね、「音楽を諦めちゃいけない」と励ます。音(二階堂ふみ)はレコード会社を回り、裕一を売り込もうと奔走する。終盤には新型コロナウイルスによる肺炎で3月29日に死去した志村けんさん(享年70)が演じる小山田耕三も登場した。

 音は姉・吟(松井玲奈)の見合い相手からの紹介で、コロンブスレコードを訪れる。そこでディレクター・廿日市(古田新太)に裕一を売り込むが「売れない」と一蹴されてしまう。他のレコード会社を当たるもののうまくいかず落ち込む音に、母・光子(薬師丸ひろ子)が「大事な人のためなら向こうが呆れるほどやるの!」と背中を押す。一方、コロンブスレコードでは、日本作曲界の重鎮・小山田(志村けん)が裕一と契約するように廿日市に話を持ち掛けていた。

 1日の第25回で初登場した際にも終盤1分のみの出演ながら圧倒的な存在感を放っていた志村さん演じる小山田。裕一と音の窮地を救うかもしれない小山田の登場に、SNSも「まだ(志村さんが)生存しているのではと錯覚してしまう」「志村さんのコントが見たくなった」「志村さん見れて幸せ。さすがラスト1分の男」と沸いた。

 志村さん演じる小山田のモデルは、昭和日本における西洋音楽の分野をリードした作曲家・山田耕筰。童謡「赤とんぼ」が広く知られ、歌謡曲や軍歌、交響曲も数多く生み出している。小山田は裕一(窪田正孝)の才能を見抜き、コロンブスレコードに専属作曲家として推薦する重要な役どころだ。

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