中谷美紀、坂本龍一さん追悼「暗闇に差し込む一縷の光明のように私を救ってくれました」
俳優の中谷美紀が3日、音楽家の坂本龍一さん(享年71)が3月28日に亡くなったことを受けて、自身のインスタグラムに追悼のメッセージを添えた。
インスタに投稿「耐え難き苦しみから解放されたのですね」
俳優の中谷美紀が3日、音楽家の坂本龍一さん(享年71)が3月28日に亡くなったことを受けて、自身のインスタグラムに追悼のメッセージを添えた。
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中谷は「美しい音楽を遺して、ついに旅立たれ、耐え難き苦しみから解放されたのですね」と書き出し、「奇しくも教授が長年お住まいだったニューヨークにて訃報に触れ、寂寥感が静かに押し寄せて参りました。迷い多き10代の頃、教授の奏でる美しい旋律と、そこに忍ばせた不協和音は、暗闇に差し込む一縷の光明のように私を救ってくれました」と続けた。
中谷は坂本さんプロデュースの楽曲を歌ったこともある。「教授がご不在となった音楽界の未来を憂えても仕方のないことなのかもしれませんが、喪失感は拭えないものです。ドイツがバッハやベートーヴェンを誇り、オーストリアの人々が今もなおモーツァルトやマーラーの遺産で禄を喰み、フランスの人々がドビュッシーやラヴェルの幻影と共に歩むのと同じように、私たちは教授の遺された音楽を道標に生きて行くのでしょう。何よりも、お側にて苦しみを分かち合っていらしたご家族の皆様のお心が安まりますよう、謹んでお祈り申し上げます」などと追悼のメッセージを添えた。