武尊にファイトマネー1億円 ABEMAが明かす破格契約の意味「もっと夢のある業界に」
元K-1・3階級王者の武尊(31)が29日、都内で記者会見を行い、6月24日にフランス・パリで行われる「Impact in Paris」でISKA世界スーパー・ライト級(-63.5キロ)王者ベイリー・サグデン(25=英国)と復帰戦を行うことが決まった。また会見ではABEMAと専属ペイ・パー・ビュー(PPV)ファイター契約の締結を発表。1試合の最低報酬は1億円という破格の契約で、さらにPPV収益の売り上げに応じた追加報酬も支払われることも決まった。現在の格闘技界では破格の“ファイトマネー”となるが、ABEMAの責任者が破格契約に至った理由について説明した。
ABEMAの北野プロデューサー「1試合1億円っていう契約も夢ではないと証明」
元K-1・3階級王者の武尊(31)が29日、都内で記者会見を行い、6月24日にフランス・パリで行われる「Impact in Paris」でISKA世界スーパー・ライト級(-63.5キロ)王者ベイリー・サグデン(25=英国)と復帰戦を行うことが決まった。また会見ではABEMAと専属ペイ・パー・ビュー(PPV)ファイター契約の締結を発表。1試合の最低報酬は1億円という破格の契約で、さらにPPV収益の売り上げに応じた追加報酬も支払われることも決まった。現在の格闘技界では破格の“ファイトマネー”となるが、ABEMAの責任者が破格契約に至った理由について説明した。
武尊と並んで会見に出席したABEMA格闘チャンネルエグゼクティブプロデューサー・北野雄司氏は「武尊選手の試合を初めて生中継させていただいたのは2016年。ずっとK-1のカリスマとして、ABEMAの格闘技ジャンルだけじゃなくて、ABEMAそのものの成長を引っ張ってきてくださった存在なので、その武尊選手がキャリアの最終章にまた新しいチャレンジするっていう時に、なんとか貢献をしたいなっていうのが、今回の契約の大きな動機です」と破格の契約に至った理由について説明した。
また武尊の姿が後に続く選手たちの道しるべになれば――。という思いもあるという。
北野氏は「THE MATCH 2022以降、格闘技というものがさらに多くの皆様に認知されて、さらに子どもの参加するアマチュアイベントもすごく盛んになってるとも聞いています。また配信される格闘技のイベントの数もすごく増えている。武尊選手のように努力を積み重ねていけば、1試合1億円っていう契約も夢ではないと証明することで、格闘技業界が夢のある世界になっていけばと考えています」と続けた。
武尊自身もこの契約には「(THE MATCHが)ああいう形でPPVで放送してもらったことによって、海外のアスリートのように評価されて認められて、そこに対しての対価がちゃんと払われるような業界に格闘技界もなっていくのかなと思います。僕は今回こういう契約をさせていただいたんで、これからの次の世代に繋げていけるように、まずは次の復帰戦を必ず勝って、もっと夢のある業界にしていけたらいいなと思っています」と熱い言葉を口にした。
格闘技業界を夢のある世界にという、両者の思いは共通していた。