WBCの熱狂を格闘技界にも― 武尊の新たな夢は“格闘技W杯”「昔のK-1みたいに…」
元K-1・3階級王者の武尊(31)が29日、都内で記者会見を行い、6月24日にフランス・パリで行われる「Impact in Paris」で復帰戦を行うことを発表した。対戦相手はISKA世界スーパー・ライト級(-63.5キロ)王者ベイリー・サグデン(25=英国)。ISKAの空位の-61キロ王座をかけた一戦となる。この大会は「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて独占生中継される。武尊は自身の自身の復帰戦と同時に、将来の野望として格闘技版のワールドカップ(W杯)構想を明かした。
「6・24」復帰大会にはほかの日本人の参加望む
元K-1・3階級王者の武尊(31)が29日、都内で記者会見を行い、6月24日にフランス・パリで行われる「Impact in Paris」で復帰戦を行うことを発表した。対戦相手はISKA世界スーパー・ライト級(-63.5キロ)王者ベイリー・サグデン(25=英国)。ISKAの空位の-61キロ王座をかけた一戦となる。この大会は「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて独占生中継される。武尊は自身の自身の復帰戦と同時に、将来の野望として格闘技版のワールドカップ(W杯)構想を明かした。
武尊は昨年6月19日の格闘技イベント「THE MATCH 2022」で那須川天心に敗れて以降は休養に入り、古傷の右膝、右こぶしを手術するなど心身のリフレッシュに専念。昨年10月31日付けでK-1との契約を解除していた。動向が注目されていた中で、1年ぶりの再起戦が決まった。
会見の1部ではABEMAと専属ペイ・パー・ビュー(PPV)ファイター契約の締結を発表。1試合の最低報酬は1億円という破格の契約で、さらにPPV収益の売り上げに応じた追加報酬も支払われる。
改めて、名実ともに日本のトップファイターであることを示した武尊。6月24日には自身の初の海外進出となる一戦をフランス・パリで行う。この試合で「僕の実力を世界に知らしめるチャンスだなと思ってるんで、最高のKOで勝ちたいと思ってます」と宣言。一方でこんな野望も明かした。
「僕は格闘技のワールドカップみたいな世界大会をやりたいと思ってるんで、そういう大会を実現させるための第1歩だと思います。この大会にできれば他の日本人選手と一緒に行って、一緒に世界と戦って、日本の格闘技を世界に知らしめる試合がしたいなと思っています」
格闘技界の“チームジャパン”を結成して花の都に乗り込むというビジョンも明かした。
昨秋にはW杯カタール大会が、そして先日まではワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に日本中が熱狂した。武尊自身も、「ああやって結果残すことによって、日本のスポーツ界、日本人がすごく注目される。それを格闘技でも実現したい。昔のK-1みたいに、海外の選手たちが世界一を求めて日本にやってきていたんで、そういう格闘技の中心が日本になるような図式にできたらと思っています。それが格闘技のワールドカップで実現できれば最高だなと」と描いた。
さらに「僕もみんなが望むような最高の試合をして勝つことが今の最大の目標です」と続けた。まずは自身の会心の勝利が、夢への一歩となる。