NHK『解体キングダム』がレギュラー化 伊野尾慧、千賀健永、“一級建築士”田中道子ら出演

NHKは20日、4月5日から『解体キングダム』(水曜午後7時57分)をレギュラー放送することを発表した。併せて、レギュラー出演者が解禁となった。

『解体キングダム』のレギュラー出演者が解禁となった【写真:(C)NHK】
『解体キングダム』のレギュラー出演者が解禁となった【写真:(C)NHK】

29日に「レギュラー放送直前SP」放送

 NHKは20日、4月5日から『解体キングダム』(水曜午後7時57分)をレギュラー放送することを発表した。併せて、レギュラー出演者が解禁となった。

 普段見ることのできない解体現場の奥の奥に潜入し、日本が世界に誇る驚きの職人技に密着する同番組。年間、70万を超える建造物が解体されている解体王国ニッポン。しかし、国土が狭く世界でも有数の地震国である日本では、「隣のビルとの隙間が数センチ」、「耐震構造の頑丈な躯体」、「周囲や環境への騒音・振動などの配慮」など数々の難関が立ちはだかる。それを乗り越えるべく日本の解体技術は独自の進化を極め、今や世界一とも言われるまでになった。そんな世界一の解体職人たちが挑む、“バブル期に建てられた凝ったデザインの高層ビル”や“海中の建造物”などなど“難攻不落の解体現場”に潜入する。

 また、解体現場にも潜入するレギュラーが発表された。明治大学で建築を学んだ“建築アイドル”伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)。去年、超難関の一級建築士に見事合格した俳優の田中道子。元K-1チャンピオンで、若い頃、解体現場で働いていた経歴の持ち主・魔裟斗。解体現場から出る廃材でアート作品を作るのが目標!芸術系アイドル・千賀健永(Kis-My-Ft2)。

 4月5日放送の第1回は、日本が誇る建築家・黒川紀章さんが設計した中銀カプセルタワービル。「取り外し可能なカプセルハウス」を積み上げた、唯一無二の構造が特徴で、世界中から愛された日本が誇るデザインビル。建設から半世紀がたち、老朽化が進んだことから、惜しまれつつも解体されることが決まった。しかし、いざ解体するとなると他に類を見ない構造が解体業者を悩ませていくことになる。果たして、無事安全に解体することはできるのか、ベールに包まれた職人たちのスゴ技に迫る。

 さらに、同番組の見どころを紹介する「レギュラー放送直前SP」が29日午後7時30分から放送される。

 出演者のコメント全文は以下の通り。

○伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)
「初回放送で取り上げる『中銀カプセルタワービル』の取材を行いました。世界中の人々から愛された昭和の名建築なので正直、解体するのはもったいない、とも思いましたが、解体するとなったときに、他に類を見ない建物をどう解体するのか、その興味がでてきました。今回はただ解体するのではなく、保存もしていかなくてはならないので、非常にデリケートな解体工事でしたが、職人さんたちの想いや驚きの工法をぜひ、見てほしいなと思います」

○田中道子
「一級建築士になるため、建築の勉強はたくさんしてきましたが、解体現場を見るのは初めての経験です。すでに何か所か取材させていただき感じたことは、いま、特に都市部では新しい建物をつくろうと思ったとき、何かを解体しないと始まらない、ということです。つまり、解体とは壊すことではなく、新しく創造するための第一歩、ということになるのです。そう思って解体を見ていくと、いっそう面白く見えてきますので、皆さんにも解体工事の醍醐味を感じていただけたらと思います」

○魔裟斗
「若い頃、解体の現場で働いていたことがありますが、その当時の技術と比べて、この番組で紹介する解体工事のレベルの高さにまず驚きました。さらに、建物を作る時には解体することを想定していません。なので、解体の現場にいったとき、『これどうやって解体するの?』と疑問に思う場面にたくさん出くわすと思います。日本の解体技術のすごさや、驚きの解体方法を皆さんにわかりやすくお伝えできれば、と思っています」

○千賀健永(Kis-My-Ft2)
「全国の、見たことがないような解体現場からたくさんリポートしていきたいと思います。いつか解体現場で出た廃材で、アート作品の制作にも挑もうと思っていますので楽しみにしていてください!」

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