【どうする家康】藤岡弘、の娘が大河初出演 天翔愛「奇跡」、天音「夢みておりました」
松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)の第7回が19日に放送され、ドラマも時代劇も初めてという俳優・天翔愛と妹・天翔天音がともに遊び女役で出演した。愛はおふう、天音はおりん役。愛と天音は同作で織田信秀を演じる俳優・藤岡弘、の長女と次女。2人はNHKを通じて『どうする家康』出演への思いや収録を終えての感想をコメントした。
第7回でともに遊び女役 父は同じ作品に織田信秀役で出演
松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)の第7回が19日に放送され、ドラマも時代劇も初めてという俳優・天翔愛と妹・天翔天音がともに遊び女役で出演した。愛はおふう、天音はおりん役。愛と天音は同作で織田信秀を演じる俳優・藤岡弘、の長女と次女。2人はNHKを通じて『どうする家康』出演への思いや収録を終えての感想をコメントした。
愛がまず出演の思いをコメントした。
「出演が決まった時は、大河ドラマへの出演は、俳優として1つの目標とさせていただいていたことでしたので、このようなタイミングで出演させていただけることに、大変光栄な気持ちと感動でいっぱいになりました。父もとても喜んでくれました。父が演じる、今まさにこの時代を生きているかのような、存在感や実在感のある織田信秀にしびれました。
私が人生の目標とする、武士道精神をアイデンティティーとする父と同じ作品に出演させていただけるという起こり得ない奇跡にも、心から感謝しております。このたび、父から学んできた武士道精神を生かすことができるお役をいただけたことに、大変魅力と喜びを感じております。昨今のように、時代の変わり目のような時代を命がけで生き抜いた、遊び女の生き様や覚悟を込めました。遊び女の表現などは、父が自ら指導してくれて、自然な表現が素晴らしく、あらためて父を尊敬しました」
天音も出演にあたっての思いを紹介した。
「このたび、初のドラマデビュー作を、大河ドラマでスタートすることができるということは、本当に感謝でしかありません。10代というタイミングで、いつか必ずと夢みておりました時代劇、大河ドラマで、父から学んできた『武士道精神』を生かし、演じることができることに、本当にやりがいを感じております。自分の中でどんな遊び女・おりん役を描いて演じることができるのか楽しみでした。このような大きな作品で、父と出演をすることができるとは思っていなかったので、純粋にうれしかったです。
父が演じた織田信秀のシーンをみて、一言を発した瞬間から心に響く、体に染みわたるような深い声に震えました。画面からあふれ出る力強さと、眼力と迫力のあるお芝居、そして、あふれ出るパワーから本物の侍を見ているようで、全身が震えました。時代劇、大河ドラマなどで多くのお役をやってきた父から、時代劇でのありかた、日本の所作、そして時代の歴史の背景などたくさん教えていただきました。収録1週間前から、声を響くようにするための発声練習を毎日行ったり、父から実際にせりふの言い方などを一緒に練習をしました」
愛が第7回の出演シーンの収録を終えての感想を紹介。
「今まで着たことのない、天女のようなお衣装が予想より重く、舞う時の体や袖の動かし方、動く際にどうやったら美しく見えるのかなど、それぞれのシーンごとに、妹とともにお互い提案しながら研究し合ったりしました。当時の時代を体感とともに実感することができ、より一層、日本文化や歴史に深く興味を持つことができました。また、素晴らしい諸先輩の表現を学ばせていただいたことで、表現をすることの楽しさが私の中で大きくなってまいりました。とても感謝でいっぱいです」
天音も収録を終えての感想をコメントした。
「舞のシーンでは、千代が率いるこの時代にあった音楽や振り付けと共に、個性的な動きで美しい舞を、私なりに思いを込めて、全身で表現をしました。当時の時代を体感し、また、実感することができて、より一層歴史に興味を持つことができました。素晴らしい諸先輩とともに、学ばせていただき、これからますます表現者として成長していきたい、という思いが強くなりました。心からの感謝の気持ちでいっぱいです。また、大河ドラマを通じて、より一層お芝居を通じて作品に参加できる楽しさを感じました。これからも頑張ります」