芥川賞・直木賞はいずれもダブル受賞 受賞4作品が出そろう

第168回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、東京・日比谷の東京會舘で行われ、芥川賞は井戸川射子氏の『この世の喜びよ』(群像7月号)、佐藤厚志氏の『荒地の家族』(新潮12月号)の2作、直木賞は小川哲氏の『地図と拳』(集英社)、千早茜氏の『しろがねの葉』(新潮社)の2作で、それぞれダブル受賞となった。

芥川賞・直木賞の受賞作品が発表された【写真:ENCOUNT編集部】
芥川賞・直木賞の受賞作品が発表された【写真:ENCOUNT編集部】

正賞は時計、副賞は賞金100万円、贈呈式は2月下旬に都内で行われる

 第168回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、東京・日比谷の東京會舘で行われ、芥川賞は井戸川射子氏の『この世の喜びよ』(群像7月号)、佐藤厚志氏の『荒地の家族』(新潮12月号)の2作、直木賞は小川哲氏の『地図と拳』(集英社)、千早茜氏の『しろがねの葉』(新潮社)の2作で、それぞれダブル受賞となった。

 正賞は時計、副賞は賞金100万円。贈呈式は2月下旬に都内で行われる。

■第168回芥川龍之介賞の候補作品(作者五十音順・敬称略)

安堂ホセ『ジャクソンひとり』(文藝冬季号)
井戸川射子『この世の喜びよ』(群像7月号)
グレゴリー・ケズナジャット『開墾地』(群像11月号)
佐藤厚志『荒地の家族』(新潮12月号)
鈴木涼美『グレイスレス』(文學界11月号)

■第168回直木三十五賞の候補作品(作者五十音順・敬称略)

一穂ミチ『光のとこにいてね』(文藝春秋)
小川哲『地図と拳』(集英社)
雫井脩介『クロコダイル・ティアーズ』(文藝春秋)
千早茜『しろがねの葉』(新潮社)
凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社)

■選考委員(五十音順・敬称略)

芥川賞:小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、平野啓一郎、堀江敏幸、松浦寿輝、山田詠美、吉田修一

直木賞:浅田次郎、伊集院静、角田光代、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、三浦しをん、宮部みゆき

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