俳優の吉沢亮が7日、都内で行われた映画『ファミリア』公開記念舞台あいさつに役所広司、佐藤浩市らとともに出席した。

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　山里に暮らす陶器職人の誠治、海外で活躍する息子の学、隣町の団地に住む在日ブラジル人青年・マルコスの3人を軸に、国籍や血のつながりを超えて強い絆で“家族”になろうとする人々を描いた作品。

　吉沢が演じた学は、赴任先のアルジェリアでナディアと出会い、現地で結婚するという役柄。ナディア役には、オーディションで選ばれ本作で演技初挑戦にして映画初出演となったアリまらい果が起用された。

　役柄的に「吉沢さんとのシーンが多かった」と話すアリまらい果は、「私は演技経験がないのでシーンが始まる前がガチガチだった。でも吉沢さんは普通に話しかけてくる。『え、何も考えてないのかな？　準備いらないの？　私は準備する時間いるんだよな』と思っていた。話しているうちにシーンが始まって『ええ～どうしよう！』って思うことが多かった」と打ち明けた。

　共演相手の本音を聞いた吉沢は、すぐさま頭を下げ「大変失礼しました。緊張しなくていいんだよっていう思いもあったけど、（演技前は）考えたいですよね。失礼しました……」と謝罪。アリまらい果は恐縮しながらも「楽しいお話ありがとうございました。吉沢さんのレベルまでいけるように演技をぜひ頑張りたい」と伝えていた。

　舞台あいさつにはMIYAVI、日本で暮らすブラジル人を演じたサガエルカス、ワケドファジレ、メガホンをとった成島出監督も参加した。