デビュー45年の松山千春、24都市25公演を完走 気力衰えない67歳「俺の魂を受け取って」

デビュー45年目を迎えたフォークシンガー松山千春が22日、地元の北海道・札幌カナモトホール(札幌市民ホール)で秋のコンサートツアー最終公演を行った。神奈川・厚木市文化会館からスタートした同ツアーは、全国24都市で全25公演を開催。ファイナルステージに立った千春は、「真冬の青空」を皮切りに、「時のいたずら」「銀の雨」と続けた。

ツアーを完走した松山千春
ツアーを完走した松山千春

地元北海道で最終公演

 デビュー45年目を迎えたフォークシンガー松山千春が22日、地元の北海道・札幌カナモトホール(札幌市民ホール)で秋のコンサートツアー最終公演を行った。神奈川・厚木市文化会館からスタートした同ツアーは、全国24都市で全25公演を開催。ファイナルステージに立った千春は、「真冬の青空」を皮切りに、「時のいたずら」「銀の雨」と続けた。

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 千春は「全国を周ってきて、あらためてファンの声援を実感した」と言った。45年目になるが、ステージに立つたびに「俺の魂を受け取って欲しい」と思っているという。既に2500回以上の公演を重ね、67歳になっても気力は衰えない千春は「富山県の魚津市は22年ぶりで、福岡県の久留米市の公演なんかは44年ぶりだった。これからも1つでも多くの都市を回りたい」とも言った。

 2022年の世情を振り返ると、ロシアによるウクライナ侵攻が「最もショックだった」という。そして、侵攻の影響で電力不足に陥っている極寒のウクライナ国民を心配した。

「たった1人の権力者、プーチン大統領の蛮行によって、多くの犠牲者が出ている。考えられないこと。絶対に許すことはできない。もう、侵攻が始まってから300日を超えてしまったが、ウクライナには何としても祖国を守って欲しいと思う反面、これからの寒さの中で大変だとは思う。頑張って生き抜いていってもらいたい」

 この日の公演では、途中に感染対策での換気時間(休憩)を盛り込みながらも、弾き語りで「季節の中で」を披露した他、横綱・千代の富士に提供した「燃える涙」をはじめ、デビュー曲の「旅立ち」、さらには大ヒット曲「長い夜」「大空と大地の中で」など、全17曲を歌い上げた。そして、「来年はヒット曲を期待してくれ」と呼び掛け、約1500人の観客を喜ばせた。

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