サッカー元日本代表MF本田圭佑の“自由解説”に、霜降り明星のせいやも反応した。本田は14日、ABEMAで中継されたワールドカップ（W杯）カタール大会準決勝アルゼンチン―クロアチア戦で解説を担当。せいやは、元日本代表監督の岡田武史氏、元日本代表DF槙野智章（J1神戸）とスタジオでゲスト出演した。

　試合前、せいやは本田に「本田さん、1度お会いしている霜降り明星のせいやです」とあいさつ。本田も「お久しぶりです」と返した。その上でせいやは「僕は本田さんの、『ほら見て、この選手、めっちゃビックリしてますよ』というアフレコ解説が大好きなんです。ファンなんですよ。今日もよろしくお願いします」とアピールした。本田も「あっ、分かりました。やりやすいです。僕も」とうれしそうで、試合中もせいやの期待に応え続けた。前半31分には、想像を絶する“名言”が飛び出した。

「ペリシッチ、お前、うそつくなや」

　左サイドからドリブルで切れ込んだクロアチアFWイヴァン・ペリシッチがエリア内でキック。これは相手GKの頭上を越え、そのままゴール上へ抜けてゴールキック判定となった。これにペリシッチが猛抗議し、アルゼンチン選手のタッチを主張した。本田も「今のペリシッチの顔は、完全に（アルゼンチンの選手に）当たってましたよ。見ていてください」と同調。しかし、直後にリプレイ映像が流れ、実況の寺川俊平アナウンサー（テレビ朝日）から「当たってました？」と聞かれると、本田は「いや、分からない」。そして、一転して「ペリシッチ、お前、うそつくなや」とツッコミを入れた。

　その直後、アルゼンチンがPKを獲得。メッシが先制点を決めて、“名言”はやり過ごされたと思いきや、せいやはしっかり反応していた。試合後、本田に言った。

「本田さん、せいやです。今日のベスト解説は、『ペリシッチ、お前、うそつくなや』でした。一番笑いました」

　スタジオに笑いが起こる中、本田も苦笑いで「あいつ、うそつきましたね。信じたのに。信じた俺があかんかった」。せいやは寺川アナに「もっと、強めにツッコまないとね」と注文を入れたが、本田を横にして寺川アナは「さすがにそれはできません」と困っていた。