アジア最大の総合格闘技「ONEチャンピオンシップ」が開催する格闘技イベント「ONE 163」（ABEMAでPPV配信）は19日、行われる。第2代、第6代ONE世界ライト級王者・青木真也（Evolve MMA）はザイード・イザガクマエフ（ロシア・ダゲスタン）と対戦する。“盟友”たちが強敵と戦う青木に言及。エールを送っている。

「ABEMA格闘チャンネル」の動画にまず登場したのは元UFCファイターの川尻達也だ。「本当、苦しいと思う。昔はずっと格闘技と向き合えて、ずっと好きだけ練習出来て、毎日を繰り返して強くなってきて、30後半になって、若い子で盛り上げていかないといけない世界だけど、そこに40くらいの世代のファイターが入るのも難しいし、だから青木の場合は違う立ち位置、青木真也って立ち位置でやってる。それは素晴らしいけど、毎日、全力で格闘技と向かい合えない。最後に残るのは感謝。ここまで出来たこと、今戦えていることに感謝している。多分青木も周りの感謝に包まれながら戦うじゃないかな。そういう姿を見るのは楽しみ」とエールを送った。

　またこの年齢で強敵と戦うことについては、「39歳だからこそやるんじゃないか。自分の中で良いコンディションで試合を出来る回数を頭の中で想像している。弱いどうでもよい選手とやっても仕方ない。1試合1試合が最後になるかもしれない。周りが納得する相手とやりたいのが当たり前の感情じゃないか。僕も相当厳しいとは思ってますが、予測を覆して勝ってきたことが何度もある」と期待をかけていた。

　続いてはデビュー当時は一緒に練習していたという長南亮。強豪とのマッチアップについて、「良く受けたなって思いました。圧倒的なフィジカルの強さがある。相手を圧倒するようなスタイル。半分、尊敬の念もある」と口にした。

　47歳で2度、対戦経験のある桜井マッハ速人は青木との関係について「別になんとも思ってない。仲間意識もライバルでもないし、一選手」とサラリ。さらに「39歳でしょ。全然若い。若い人はいいね。引退したら本物のドカタになるんじゃない」と笑い飛ばしていた。