華道界の御曹司・池坊専宗氏、あさイチでいけばなの“極意”伝授「物腰柔らかく素敵」と視聴者驚嘆
華道家・写真家の池坊専宗氏(30)が4日、NHK朝の情報番組「あさイチ」に出演。お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉と博多華丸にいけばなの魅力や神髄を伝授した。“あさイチ・デビュー”で、明晰で柔和な“文化人”としての顔をのぞかせた。
池坊専宗氏 四十五世家元・池坊専永さんの孫で、次期家元の池坊専好さんを母に持つ
華道家・写真家の池坊専宗氏(30)が4日、NHK朝の情報番組「あさイチ」に出演。お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉と博多華丸にいけばなの魅力や神髄を伝授した。“あさイチ・デビュー”で、明晰で柔和な“文化人”としての顔をのぞかせた。
25歳人気女優のクルマ愛…免許はマニュアル取得、愛車はSUV(JAF Mate Onlineへ)
「華道家元池坊」の四十五世家元・池坊専永さんの孫で、次期家元の池坊専好さんを母に持つ華道界のプリンス。慶応大理工学部入学後に理系から“文転”して東大法学部に合格・卒業した異色の経歴を持つ。いけばなは「命を見つめること。人付き合いと一緒で、いいところも悪いところもあって、それを許容するのが人情。いけばなは人間の生き方とつながっています」と語る。
この日の番組内で、専宗氏はまず、「いけばなは正解、不正解がある世界ではないです。目の前の植物と命を通わせる、自分と交流する、ということです。きょうはリラックスしてやってください」と2人に語りかけた。また、いけばなの理念を説いたとされる、室町時代後期の「池坊専応口伝」のレプリカを紹介。子孫にあたる専宗氏は、当時の時代背景に加えて、「命と命の通い合いを大切にする」という精神について丁寧に説明した。さらに、秋から冬にかけての命の移ろいをテーマにした専宗氏のいけばなが紹介された。
博多大吉と博多華丸が取り組んだテーマは「癒やしの花」。パープルファウンテングラス、キイチゴなどの葉物と、小菊とリューココリーネといった花を、水を張った竹の器に生けた。専宗氏は「いい具合じゃないでしょうか」と物腰柔らかく話しかけ、“風を感じる”“花の表情を生かす”というポイントについて「ふわっとした優しい風が通るといいと思います」「お花は心を写します」など、的確なレクチャーをしていった。最後に講評を加えた。
“弟子入り”した2人は、いけばなの奥深さと専宗氏の30歳とは思えない落ち着きぶりに感激の様子だった。
高校では数学を熱心に学び、東大では法学を学んだ秀才。柔和で優しさにあふれ、華道教室で先生を務めているだけに、分かりやすい言葉で伝えてくれる。テレビのコメンテーターや文筆業など活躍の幅を広げており、さらなる飛躍に期待が集まる。
SNSでは「物腰柔らかく素敵」「柔らかい物腰と優しい教え方に癒される」「お家柄のお良ろしさがお姿にお表れてるお方だわ」などの反響の声が上がった。