富士スピードウェイ“丸見え”豪華ホテル サーキット一望&エンジン音の迫力、「プロ使用」設備も
日本を代表するサーキット「富士スピードウェイ」に隣接し、10月7日に新たに開館するラグジュアリーホテルの「富士スピードウェイホテル」が注目を集めている。「モータースポーツとホスピタリティーの融合」をコンセプトに、サーキット場が一望できるド迫力の“サーキットビュー”が特徴だ。疾走するレースカーの姿や音も醍醐味(だいごみ)の1つでもある話題のホテル。ひと足早く“体験”してみた。
「富士スピードウェイホテル」が堂々完成 貴重なレースカーの博物館も併設
日本を代表するサーキット「富士スピードウェイ」に隣接し、10月7日に新たに開館するラグジュアリーホテルの「富士スピードウェイホテル」が注目を集めている。「モータースポーツとホスピタリティーの融合」をコンセプトに、サーキット場が一望できるド迫力の“サーキットビュー”が特徴だ。疾走するレースカーの姿や音も醍醐味(だいごみ)の1つでもある話題のホテル。ひと足早く“体験”してみた。
25歳人気女優のクルマ愛…免許はマニュアル取得、愛車はSUV(JAF Mate Onlineへ)
まず、驚いたのが、客室。遠くからレーシングカーのごう音が聞こえる。ゆったりした室内から窓の外を見ると、世界レベルで知られる富士スピードウェイが“丸見え”だ。窓を開けてテラスに出てみると、エンジン音の大迫力、タイヤが激しく擦れる音もリアルだ。モータースポーツファンや車好きにはたまらないだろう。これまであまりなじみのなかった人にはびっくりだが、宿泊を通してモータースポーツの魅力を体感してほしいという思いがあるという。また、音が気になる人に向けて、アメニティーで耳栓を用意しているとのことだ。アメニティー収納は、静岡らしくプラモデルをイメージしている。
地の利を最大限に生かした設計。スイートルームと専用ガレージ付きヴィラを含む全120室の客室は、富士スピードウェイ側が見える部屋と富士山側が見える部屋で、半分に分かれているという。施設見学の案内担当者によると、宿泊客の予約状況を見ると、「希望はほぼ半々になっています」とのことだ。ホテル内には豪華なレストランや飲食施設が入っており、富士山の壮大な景色を見ることができた。
施設のあちらこちらに、車に関連するアートワークがちりばめられている。ヘッドライトやエンジンをおしゃれに仕立てたオブジェや装飾に加え、プールの壁にはF1の気流をモチーフにしたアート、スパの壁紙は軌跡がデザインされており、細部まで手が込んでいる。「BAR 4563」の壁にはミニカーコレクションが飾られており、雰囲気満点だ。また、ジムには宿泊者が予約で使えるレーシングシミュレーターが設置されている。富士スピードウェイのコースの設定で、「本物のプロが使っているものとお聞きしています」(担当者)というから驚きだ。
実際に宿泊を経験した担当者は「楽しいですよ。イベントの花火を見ることもできました」。もちろんレース開催日も予約できるが、レースがない日でも練習などの様子を見ることができ、日によってはドリフト競技やバイクレースも。併設されている「富士モータースポーツミュージアム」では、モータースポーツの約130年にわたる歴史を学び、国内外自動車メーカー10社の連携による貴重なレースカーの展示を楽しむこともできるという。