【スカーレット】最高視聴率は喜美子と照子の友情にお茶の間が涙した「第12回」

28日に全150話の放送を終えたNHK連続テレビ小説「スカーレット」の番組平均世帯視聴率が30日、明らかになった。

スカーレット (C)NHK
スカーレット (C)NHK

内田ゆきチーフプロデューサー「無事にお届けでき、ほっとした」

 28日に全150話の放送を終えたNHK連続テレビ小説「スカーレット」の番組平均世帯視聴率が30日、明らかになった。

 総合で朝8時から放送されていた「スカーレット」。30日に放送された最終回は、関東地区で20.5パーセント、関西地区で20.6パーセントをマークした。期間平均視聴率は、関東地区が19.4パーセント、関西地区が18.6パーセントだった。(数値は全てビデオリサーチ社調べ)

 全150回のうち、関東地区で最高視聴率22.4パーセントを記録したのは10月12日に放送された第12回で、就職のために地元・信楽を離れることになった15歳の喜美子(戸田恵梨香)が、友人の照子(大島優子)に柔道勝負を挑まれ、喜美子と照子の友情が涙を交えて描かれた。関西地区では3月7日に放送された第132回が21.1パーセントを記録。喜美子の息子・武志が白血病で余命が短いことが判明し、病名を本人に打ち明けるか思い悩む喜美子の姿が視聴者の胸を打った。

 最終回を迎え、制作統括の内田ゆきチーフプロデューサーは「喜美子という滋賀県・信楽の1人の女性の半生が、陶芸への絶えることのない情熱、そして愛する人たちとの40年の歳月を描くことで、大きなうねりを持つ物語へと成長しました。モノづくりの面白さ、難しさ、そしてすばらしさ。関西らしい笑いと人情にあふれえた日常。またとくに後半は、日々を大切に生きることの尊さが、ドラマを貫くことになりました」とコメント。さらに「戸田恵梨香さんをはじめとする出演者も、スタッフも、関係者や舞台地の方々も、心からの愛情をこめて、 最初から最後まで力いっぱい、大切に作り上げました。そんなドラマを無事にお届けできましたことに、 ほっとしております。 放送開始当初に願っておりましたように、『スカーレット』という熱く温かい物語を、ご覧いただいた方々 の心に小さな炎として残して頂けたら、大変幸せに存じます。どうもありがとうございました」と最後まで喜美子の半生に温かく寄り添い見守った視聴者に感謝していた。

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