「ONE PIECE FILM RED」興収120億円突破 アニメ業界は「おめでとう」も…映画業界はやっかみ?

人気アニメ「ONE PIECE」(ワンピース)の新作映画「ONE PEACE FILM RED」の大ヒット御礼舞台あいさつが1日、東京・銀座の丸の内TOEIで行われ、主人公・ルフィ役の声優・田中真弓、ヒロインの歌姫ウタ役・名塚佳織、谷口悟朗監督が感謝の言葉を伝えた。

谷口悟朗監督、田中真弓、名塚佳織(左から)【写真:ENCOUNT編集部】
谷口悟朗監督、田中真弓、名塚佳織(左から)【写真:ENCOUNT編集部】

映画「ONE PEACE FILM RED」の大ヒット御礼舞台あいさつが行われる

 人気アニメ「ONE PIECE」(ワンピース)の新作映画「ONE PEACE FILM RED」の大ヒット御礼舞台あいさつが1日、東京・銀座の丸の内TOEIで行われ、主人公・ルフィ役の声優・田中真弓、ヒロインの歌姫ウタ役・名塚佳織、谷口悟朗監督が感謝の言葉を伝えた。

 公開20日間で100億円を突破したことを記念し企画されたあいさつで、バックパネルには「ありがとう! 100億円突破! みんなのおかげで大ヒット!」の文字。原作者で総合プロデューサーの尾田栄一郎氏によるシャンクスの巨大イラストの下にも「100億円突破」とクレジットされていたが、現実はそれを上回るハイスピードで大ヒット。

 MCが「8月31日、公開26日間で860万人動員、120億円を突破しました」と高らかに発表すると、田中は、客席に拍手を送りながら「おめでとうございます、おめでとうございます」と感謝につぐ感謝。「いやぁ、もう会う人ごとに御礼とおめでとういって言われるんですよ。もう1回還暦が訪れたような、120歳になったような感じ。2回目の還暦を迎えちゃったような感じ。本当にみなさんのおかげです」と客席に喜びを伝えた。

 名塚も「至るところで、スタジオに入るたびにおめでとうって言われています。こんな経験初めて。業界でもいろんな方が注目してくださっていて、お祝いくださっていて、非常にうれしいと思います」と、声優業界全体が盛り上がっていることを明かした。

 一方の谷口監督は「ねたむ人たちもいたりしますので」と映画業界のヒットメーカーに対するやっかみをユーモラスにチクリ。「打ち合わせで『何やったのか』とか(言われる)」と明かすと、田中がすかさず「負け惜しみ!って言っちゃえば」と発破をかける。「それは言えません」と謙遜しつつも谷口監督は「打ち合せのたびに、いろいろ言われたりするから、皆さん見てくれているんだな、他人様の作品だけど意外と映画業界が見てくれていると実感しますね」と肌感覚を伝えた。

 3人も公開後、映画館に足を運び見たという。田中は「空いてから行こうと思ったら満員でした。うれしかったです、すごいな、3週間たってもお客さんが来てくれてんだ」と振り返り、「誰にも気づかずに、全然。ちょっと気づかれたいなっていう感じです」と静かに鑑賞できたことを報告。「映画館を出てきたら呼び止められた。サインかなと思ってニコニコしていたら、道を聞かれただけでした」とサゲをつけ笑わせた。

 4DXで見たという名塚は「あんなに動くとは思わなかった。思った以上に動きます。冒頭もすごいんですけど、後半の戦っているところとか、声出ちゃうくらい動きます」と驚きの体験。「娘と一緒に見に行ったんですけど、アトラクション感覚で楽しめます」と太鼓判を押した。

 1日午後6時には、「♯FILMRED文化祭」を開催することが発表された。歌・ダンス・イラストなどさまざまな表現による投稿ができる「ハッシュタグチャレンジ」で、選考と抽選で2名様に、尾田栄一郎さんから好きなキャラのサイン色紙がプレゼントされる。

 さらに、配布終了になっていた「巻四十億“RED”」を緊急重版し、第4弾入場者プレゼントとして再配布することも明らかに(9月17日~)。第5弾~第7弾で、デジタルコンテンツカードやポストカードセットなどが入場者プレゼントとして配布される予定もこの日、情報解禁された。

次のページへ (2/2) 【写真】ヒロインの歌姫ウタ役・名塚佳織のソロショット
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