格闘家の朝倉未来がスペシャルアドバイザーを務める、1分間最強を決める格闘技イベント「Breaking Down5」（17日開催）のオーディションが行われた。温厚な朝倉海が参加者に対して怒りをあらわにし、驚きの声が上がっている。

　海は12日、「Breaking Down5のオーディションの裏側でとんでもないことが起きていた【前編】」と題して、自身のYouTubeチャンネルを更新。オーディションの舞台裏映像をアップした。

　オーディション直前に控室を訪れるという映像。部屋に近づくと海は「僕がけんか売られるかも」と緊張感をあらわにした。控室に潜入すると「マジで雰囲気やばいっすね。苦手なんですよ、こういうの僕」と思わず苦笑いした。

　意外にも静かな控室だが、殺気は漏れ出していた。「めちゃくちゃにらまれている。アウトサイダーの会場を思い出す。逃げていいですか？　いたくないですあそこに。空気が重い。日本で1番治安が悪いのがあそこです」と早々に退散する。また、物々しい雰囲気の理由を「前回のオーディションに比べ、ハードルがめちゃくちゃ上がっている」と説明した。

　控室を出てしばらくすると怒鳴り声。けんかだ。殴り合いではない。横須賀生まれのラッパー・ベルが「てめぇ、どこの誰だよ。ガキこのやろう。タメ語で話しやがってこのやろう。こっちこいよ喧嘩してやるよ」と威勢よく飛びかかる。警棒を手に別の参加者を襲おうとしていた。

　ベルは「強盗殺人未遂で逮捕」されたことがあるという人物だ。

　海の表情が変わる。「武器使うな！　武器使うなよ、おい」と一瞬にして“横須賀ヤンキー”をテイクダウン。首をつかみ制した。その後絡まれるも「上でやって。オーディションでやって」とほほ笑みながらも声色には怒りがこもっていた。