【競争の番人】小日向文世、“悪役”で出演「今までにない新たな役」 月9で坂口健太郎の最大の敵

俳優の小日向文世が、坂口健太郎と杏がダブル主演を務めるフジテレビ系7月期月9ドラマ「競争の番人」(7月11日スタート)にレギュラーキャストとして出演することが分かった。さらに、黒羽麻璃央、大西礼芳、石川萌香もレギュラーキャストとして出演する。

「競争の番人」に小日向文世の出演が決定【写真:(C)フジテレビ】
「競争の番人」に小日向文世の出演が決定【写真:(C)フジテレビ】

黒羽麻璃央、大西礼芳、石川萌香の出演も決定

 俳優の小日向文世が、坂口健太郎と杏がダブル主演を務めるフジテレビ系7月期月9ドラマ「競争の番人」(7月11日スタート)にレギュラーキャストとして出演することが分かった。さらに、黒羽麻璃央、大西礼芳、石川萌香もレギュラーキャストとして出演する。

 本作は、4月期月9ドラマ「元彼の遺言状」の原作者であり、第19回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した作家の新川帆立が、「小説現代」(講談社)で連載し、5月9日に発売された「競争の番人」(講談社)が原作。坂口演じる天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(こしょうぶ・つとむ)と、杏が演じる実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(しろくま・かえで)が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる「競争の番人」として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく。誰もが一度は聞いた事があるが、その実態についてはあまり知られていない行政機関・公正取引委員会を舞台とした“凸凹バディのエンタメ・ミステリー”となっている。

 このたび、小日向が演じるのは国土交通省の事務次官・藤堂清正(とうどう・きよまさ)。国交省の官僚として建設会社との黒いうわさがささやかれている人物。そして、小勝負は、藤堂との過去に何やら因縁があるようで、一方的に藤堂に対して特別な思いを抱いている。“ダイロク”にとって、小勝負にとって最大の敵となる藤堂とは何者なのか? 謎多き存在である藤堂は、第1話での登場から目が離せない存在となっている。

 そして、黒羽が演じるのは、白熊の彼氏であり、刑事の大森徹也(おおもり・てつや)。刑事時代の白熊と一緒に捜査をしていた事件で、白熊が犯人を目前で取り逃がしてしまい、白熊が公取委に異動。刑事に戻るためには公取委で成果を出さなければならないと意気込む白熊だが、力が入りすぎるあまり、空回りする白熊のことを徹也は常々心配している。黒羽は、フジテレビドラマへの出演は月9ドラマ「SUITS/スーツ2」(2020年)第6話へのゲスト出演以来、約2年ぶり、フジテレビゴールデン・プライム帯連続ドラマへのレギュラー出演は初となる。

 大西が演じるのは、検察官・緑川瑛子(みどりかわ・えいこ)。検察庁から公取委に出向してきている緑川は、小勝負らと一緒に企業の不正を暴くために協力してくれる存在。小勝負とは東大時代の同期で、学生時代から天才だった小勝負のことを知っているが、それ故に、なぜ小勝負が公取委にいるのか疑問に感じている。今作で月9ドラマ初出演。フジテレビ制作の連続ドラマへのレギュラー出演も初となる。

 石川が演じるのは、デジタル解析チーム・DFTに所属する紺野守里(こんの・まもり)。企業が不正にデータを隠したり、破損させた際に、データの復元などを行う。企業があの手この手を使って隠そうとするデータを復元することができる守里は“ダイロク”にとって重要な存在だ。

 出演者のコメントは以下の通り。

○小日向文世
「僕が演じる藤堂は国土交通省の事務次官ということで、藤堂の軸としては公正取引委員会と対立する側で、どちらかというと悪役なのかな? と。藤堂がどういう人物なのかが、最初のうちはみなさんにはわからないと思いますが、物語が進むうちに、かなりヘビーなシーンも出てきます。演じていて楽しいです。藤堂は“黒い面”を抱えている人物です。ただ、最初はその黒さをできるだけ見せないように。温和な雰囲気の中に得体の知れないものがあるような雰囲気をまとっています。その中で藤堂が時々ドキッとするようなことを言うんです。僕にとって今までにない新たな役をいただいていますから、みなさんにも新鮮に見ていただきたいです」

○黒羽麻璃央
「この度、大森徹也役で出演させていただきます。黒羽麻璃央です。公正取引委員会。名前はどこかで聞いたことがありましたけど、実際の業務内容までは把握しきれておりませんでしたが、社会でこんなにも戦っている人たちがいることを知れました。自分は杏さん演じる白熊楓さんの恋人の刑事を演じさせていただきます。楓に対して真っ直ぐに向き合っていく徹也さんにご注目していただければと思います。よろしくお願い致します!」

○大西礼芳
「このドラマに参加させていただいて、公正取引委員会というお仕事が実は私たちの生活に深く結びついていること、そして驚くほど地道な調査が必要であることを知りました。私が演じる緑川は公取委に出向し、第六審査のメンバーの調査に協力する検察官です。仕事の進め方が公取委と異なる部分も多々あり意見がぶつかることもありますが、一緒に調査に取り組む中で変化する心情や構築されていく人間関係を楽しんで頂けたら幸いです。真っ直ぐな性格が故、不器用な緑川をどうぞ見守ってください」

○石川萌香
「初めての月9出演が決まりとてもうれしく思います。私が演じる紺野守里ちゃんはデータ分析にはとても自信があります。そんな自信満々の姿をお見せしたいです。視聴者のみなさんに少しでも印象に残る演技ができるよう頑張ります! 個性的なキャラクターが集まったダイロクメンバーのやりとりは絶対におもしろいと確信していますし、“弱い立場でも戦える!”そんな勇気をもらえる作品にもなっていますので、たくさんの方に見てもらえるとうれしいです!」

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