「名探偵コナン」安室透はなぜ愛されるのか キャラの枠を飛び越える“深い魅力”
人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版最新作「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」が大ヒット上映中だ。「ハロウィンの花嫁」は降谷零(安室透/バーボン、声:古谷徹)と“警察学校組”、さらに高木・佐藤刑事をメインキャラクターとしたストーリーで、公開初日から3日間で興行収入19億円を突破、公開から33日経過時点で観客動員547万人、興行収入76億2000万円を突破する大ヒットを記録している。その爆発的な人気を支え続けている要素の一つが、さまざまな顔を持つキャラクターの安室。特に女性から絶大な人気を誇る理由を、女性コナンファン、そして“安室の女”(安室の女性ファンの通称)の証言から探る。
ミステリアスな魅力を持つ“トリプルフェイス”安室透
人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版最新作「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」が大ヒット上映中だ。「ハロウィンの花嫁」は降谷零(安室透/バーボン、声:古谷徹)と“警察学校組”、さらに高木・佐藤刑事をメインキャラクターとしたストーリーで、公開初日から3日間で興行収入19億円を突破、公開から33日経過時点で観客動員547万人、興行収入76億2000万円を突破する大ヒットを記録している。その爆発的な人気を支え続けている要素の一つが、さまざまな顔を持つキャラクターの安室。特に女性から絶大な人気を誇る理由を、女性コナンファン、そして“安室の女”(安室の女性ファンの通称)の証言から探る。
「安室透」は、毛利小五郎に弟子入りし、探偵見習いと「喫茶ポアロ」のアルバイトを並行する際の名前。警察庁警備局警備企画課(通称:ゼロ)の一員としては「降谷零」、潜入捜査中の黒ずくめの組織ではコードネーム「バーボン」で活動している“トリプルフェイス”。そんな謎多きキャラクターの魅力は、どんなところにあるのだろうか。
小学生時代からのコナンファンというAさんは、「ミステリアスなところ」「自分の命よりも日本を想うところ」をポイントに挙げる。ストーリーの途中から登場し、主に劇場版でキャラクターが深掘りされてきたということもあり、「安室透の本当の姿を知ってからまたイチから見返すと面白く、2度楽しめると思います」とも語ってくれた。長年の作品ファンにとっても、ストーリーに深みを与える人物となっているようだ。
また、怪盗キッドが“推し”というBさんは、安室の魅力について「声がいい! バイトでエプロン姿と公安のときのギャップがいい!」と明かす。Aさんと同じく、「素性が明かされていくたびに、見返したり、読み返したりすると面白いからエンドレスに見られます」と、安室への理解が深まることがさらにストーリーを楽しむことにもつながるとしている。
では、通称“安室の女”にとってはどうなのか。もともとは工藤新一のファンだったというCさん、中学生の頃からコナンの漫画やグッズを集めているというDさんにも話を聞いた。