国産スポーツカーが“ウマ娘”痛車に変身 オーナーは街乗り大好き20代女性YouTuber
国産オープンスポーツカーを、得意のイラストで痛車仕様に改造した20代の女性クリエーターがいる。フリーイラストレーターでYouTuberの「るきにゃ」さんだ。クールな「ホンダS2000」に描いたのは、かわいさ満点の「ウマ娘 プリティーダービー」のキャラクター。車・バイク系とアニメ・イラスト系の2つの“界隈”を行き来する独自の活動について聞いた。
約200万円で中古で買ったホンダS2000(AP2-VGS) サーキットでは時速171キロ
国産オープンスポーツカーを、得意のイラストで痛車仕様に改造した20代の女性クリエーターがいる。フリーイラストレーターでYouTuberの「るきにゃ」さんだ。クールな「ホンダS2000」に描いたのは、かわいさ満点の「ウマ娘 プリティーダービー」のキャラクター。車・バイク系とアニメ・イラスト系の2つの“界隈”を行き来する独自の活動について聞いた。(取材・文=吉原知也)
普段、愛車を運転していると、「街乗りが好きなのですが、よく車高の高いトラックの運転手の方にのぞかれます。通行人の方から写真を撮られることもあるんですよ」という。
鮮やかなブルーのボンネットには、ウマ娘の「ツインターボ」がどんと描かれており、異色のオーラを放っている。アニメが好きで、いつかやってみたいと思っていた痛車。2年ほど前に中古で約200万円で購入したS2000(AP2-VGS)に、最初は別のキャラを描いていたが、今年3月にツインターボに変更。「髪が青色のキャラなので、車体カラーに合うかなと思いました。それに、(ターボエンジンではない)NAエンジン車なのに、ツインターボを“搭載”しているのもいいなって」と、車好きのこだわりを示す。
実は、ボンネットに直接描いているのではなく、もう1枚購入したボンネット部品を取り付け、それに得意のイラストを印刷したステッカーを貼っているという。イラストレーターの強みを生かしたカスタムを施しているのだ。
るきにゃさんの趣味人の原点とは。車好きは母の影響で、中古車販売店を訪ねて回る母の仕事についていった幼少期から、たくさんの車を見てきて、自然と“クルマ通”に。ちなみに、母の愛車は日産「スカイラインGT-R R32」というから驚きだ。
初めて車を買ったのは、20歳の時。「ミニクーパーS R53」で、「マニュアル車で、軽くて結構スピードが出るんですよ」。そして、2台目で「スポーツカーに乗りたい」という夢をかなえた。知り合いの中古車販売店に立ち寄った際に、たまたまその日に下取りで入ったS2000を知り、即決で手に入れた。
カスタムは、ウマ娘だけではない。運転席にはドイツ・レカロ社製のシートを導入し、バンパーは珍しいというチャージスピードのブランドを取り付けている。ホイールは金色で、目を引くいでたちだ。ホンダならではのVGSのステアリング、VTECのエンジンシステムにも大満足といい、「走っていて気持ちよく、街乗りも楽しくなります。目立つのでよく他の人に見られますが、屋根をオープンにしている時は特に、うれしい気持ちと恥ずかしい気持ちが半々です(笑)」。自慢の愛車への思いが伝わってくる。